■10月の活動①■
10月3日(金)
お家元ご挨拶
機会があって、3年生の部長と顧問の私でお家元にご挨拶に伺いました。
部長…かなり緊張しております。
若宗匠がお出ましになり、その気さくな語り口に部長も緊張が少し
ほぐれます。その後、事務局の先生方に藪内家の邸内をご案内いただき、
丁寧なご説明をしていただきました。
貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
2週間前、突然平安高校のOBが来校されました。「鉄道研究部に差し上げます。大事に使って下さい」とおっしゃり、「タブレット」と「カンテラ」をくださいました。
鉄道研究部のOBではなかったのですが、生徒たちに学園祭の時「鉄道の部品があるのであげるよ」と声をかけて下さったようです。
今の生徒には、これらの品物を実際に使っている場面と遭遇したことはないと思います。現役でタブレットを利用している鉄道会社も少なくなっています。「カンテラ」など、使われている場所を探すことの方が、大変なのではないでしょうか。
貴重な品物を頂き、有難うございました。末永く、大切に保存していきます。
今日のネイチャー部の活動は,高槻市にあるJT生命誌研究館で開催される「実験室見学ツアー」への参加をおこないました。
このイベントは,年3回,普段公開していない研究室が一般向けに開放され,それを体験できるというもので,今年の5月にもクラブで参加したものです。
授業終了後の移動だったため,最初の講演は全部聴けませんでしたが,生徒諸君は,各自の希望するプログラムに分かれ,研究内容の説明や見学をおこないました。
今回は,昆虫と花との共生関係や,カエルやイモリを使った発生の研究,クモの卵発生の研究など,普段は触れる機会のない研究内容の説明に,興味津々で聴き入っていました。
秋休み初日の今日,ネイチャー部では京都の北山で自然観察会をおこないました。
当初の目的である『片波川源流域伏条台杉』の観察は,ここしばらくの雨のためか,残念ながら林道が大きく崩れて工事中で,やむなく途中で引き返すことに。
急きょ予定を変更して,『大悲山峰定寺(だいひざんぶじょうじ)の三本杉』の観察に出かけました。
この杉は,国道477号線の大悲山口から,徒歩約30分ほどの場所にあって,元は3本の独立した杉が,成長と共に根の部分が合体し,巨大な1本の杉のようになっているものです。
クラブ員たちも,すぐそばで樹の肌に触れて,見上げながらその巨大さに圧倒されていました。
その他にも,ヒカゲノカズラの群生や,近くの民家で保護されているオオサンショウウオを観察したり,渓流の魚の姿を追ったりと,一日たっぷりと自然を満喫していました。
■9月の活動②■
9月7日(日)
学園祭茶会2日目
各学年の学園祭行事(3年生は模擬店。2年生は演劇コンクール、
1年生は合唱コンクール)があり全員を一同に集めるのは難しいので各学年シフトを組んで茶席を担当します。
会議室の机を立礼棚に見立ててお点前を披露しました。
短冊は当代家元の青々斉竹仲宗匠(せいせいさいちくちゅうそうしょう)の『漪』(さざなみ)です。
今はまだ微かに起こった小さな波ですが、寄せては返し、絶え間
なく続き、将来は大きなうねりとなって、我が校を代表するような
部活に発展させていこうという決意を込めています。
お花は「桔梗(ききょう)に金水引」、
お花生は「籠の煤竹(すすだけ)花生」です。
一日十席、二日間で二十席とかなりハードでしたが、在校生や
保護者の皆様方、教職員、外部の方々もたくさんお越しいただき二百人近いお客さんのご来席を賜りました。
ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
来年はまた趣向を凝らしておもてなしさせていただきます。
14日の日曜日に,ネイチャー部の自然観察会を行いました。
今回は,京都女子大学の東側の山林を,1時間半ほどゆっくりと植物の植生を観察しながら歩きました。生徒たちは,アカマツのまつかさや芝栗の実を拾ったり,ナラ枯れのようすを見て驚いたりしていました。また,今年は雨が多いせいか,色々な種類のキノコが見られました。
比較的早く観察が終わったので,そこから京都大学総合博物館に移動し,館内を見学しました。たまたま,古文書に記載されている超新星爆発の再現の4D(3D+時間の流れ)映画の上映があり,それを鑑賞することができました。
館内を1時間ほど見学した後,お天気が良いので出町柳の加茂川と高野川の合流点で,お弁当を食べた後,川の中の小魚などを観察しました。
秋晴れの気持ちの良い空の下,盛り沢山な研修ができ,生徒たちも大満足だったようです。
昨日と一昨日,本校の学園祭で,ネイチャー部の展示をおこないました。
今年度は,校舎の耐震工事の関係で,図書館の一角をお借りしての展示になりました。
内容は,アフリカツメガエルの成体,オタマジャクシとその発生標本や,一年間の活動内容の報告,京都水族館から譲り受けたミナミメダカなどを展示しました。
地味な内容の展示でしたが,生きたカエル水槽には,子供さんなど多くの方が興味をもって見学され,クラブの生徒たちも展示内容について一生懸命に説明していました。
来年はより内容を充実できるよう,部の活動もさらに活発化させたいと思っています。
昨日の夕方,ネイチャー部が京都水族館のバックヤード見学をおこないました。
まず,調餌(ちょうじ)室では,一日に水族館の生き物に与える餌の種類や準備について,続いて機械室では,水の浄化の仕組みや人工海水の調整などの説明を受けました。
また,クラゲ類の飼育や,展示水槽に出す前の生物の調整,病気になった生き物の治療水槽から,淡水魚類の繁殖水槽を見学し,最後に大水槽の上側に入って,生物の移動や採光の仕組みなどについてお話しを伺いました。
普段は見ることのできない水族館の裏側を見学し,また,見えない部分のさまざまな作業や苦労を知り,生徒たちも水族館を新しい眼で見ることができたと思います。