本日は京都駅前にて
下京サマーフェスタの本番でした。
長月になりました。今月の聖語板は、高2で副部長の齊藤瑠衣さんが書きました。バランスを考えて、丁寧な仕上がりになりました。
今月の聖語は釈尊のお言葉ですが、私は聖語板の前で「友情は、喜びを二倍にし、悲しみを半分にしてくれる」(ドイツの詩人 シラー)の名言を思い出していました。もうすぐ文化祭です。本番よりも準備が楽しかったりします。友との絆を深めるには、うってつけの行事だと思います。
(聖語の詳しい内容につきましては、宗教教育blogを併せてご覧ください)
今日は夏休み明けの稽古で、ようやく新北校舎の和室へ引っ越しをしました。午後からカフェテリア倉庫にある茶道具を運び出し、和室の押し入れに仕舞いました。
和室は24.5畳(2部屋)の京間で、炉も切った本格的な茶室になっています。早速部員たちの集合写真を撮り、その後は第一会議室にて文化祭茶会の事前稽古を行いました。
実に4年ぶりとなる文化祭茶会ですが、2・3年生が立礼点前、1年生はお運びをしました。本番までそんなに日がないので、確認し合いながら稽古に励みました。
本日のお菓子は、俵屋吉富の八重を出しました。手土産の定番と言えるお饅頭です。
8月18日・19日の二日間,京都府私立中高理科研究会主催の夏季現地研修会に,ネイチャー部員5名と顧問1名で参加してきました。
元々この行事は毎夏に行われていたものですが,コロナ禍による三年間のブランクを経て,ようやく今年実施となったものです。
今回の研修地は,長野県の中部山岳国立公園内の上高地と乗鞍岳です。
一日目は朝7時30分に京都駅前をバスで出発し,13時ごろに上高地に到着しました。平日ではありましたが,夏休み最後の週末前でもあり,上高地の名勝「河童橋」周辺は多くの観光客で賑わっていました。
午後は現地のガイドの方の案内で,上高地の地形やさまざまな自然の説明を受けながら,梓川右岸の森の中をゆっくりと歩きました。
折り返し地点の明神池の辺りから小雨が降り始め,帰りの左岸ルートでは時折雨脚が激しくなる中を,急ぎ足で帰路につきました。河童橋からのスタート時には青空が広がっていたのですが,山の天気が急変することを実感する良い経験になりました。
乗鞍高原の宿舎に入り,食事と源泉100%のかけ流しの温泉で一息ついた後で,宿舎のすぐ近くで星空の観察会を行いました。
京都では見ることの難しい,天の川を含めた満天の星空に,生徒たちは歓声を上げていました。
二日目はバスで一気に標高2702mの畳平まで上がり,そこから乗鞍岳の最高峰である剣ヶ峰(3026m)を目指して登山を開始しました。
この高度になると,高木が生えることができない「森林限界」を超えています。登山ルートの両側に広がる高山植物の花々を見ながら,ゆっくりと山道を上がっていきました。
最後は尾根伝いのガレ場を這うように登り,1時間半ほどで剣ヶ峰の頂上に到着しました。
途中からはガスが出て(雲の中),まわりの風景はあまり見えなかったのですが,全員が頂上に集合した時に奇跡的に雲が晴れ,生徒たちも頂上からの景色に歓声を上げながらしきりにシャッターを切っていました。
そこからゆっくりとバスターミナルまで戻り,乗鞍観光センターで昼食を取った後,最後の研修地である番所大滝に向かいました。
番所大滝は乗鞍三大大滝の中で一番大きく,落差40m・幅11mの非常に迫力のあるものです。これも生徒たちはしきりに水しぶきをあげる滝の姿をカメラに収めていました。
帰路は渋滞もなく順調で,予定の午後9時より1時間早く京都駅前に到着することができ,その場で解散となりました。
二日間で大変密度の濃い体験ができ,生徒たちにとって非常によい研修会になりました。詳細は学園祭の展示で報告する予定です。
8月3日(木)、京都府高等学校文化連盟茶道専門部の講習会に行ってきました。
京都光華女子大学の広い和室で茶室入室の作法を学び、お菓子とお茶をいただいた後、株式会社祇園辻利社長室室長安田先生の講演を拝聴しました。講演会はお茶の歴史から茶の木の育て方、お茶の製造工程など、お茶に関して広く深いお話を伺い大変勉強になりました。
また、講演の途中で祇園辻利の抹茶アイスクリームをいただいたり、石臼で抹茶挽き体験をしたり、とても楽しく学べた一日でした。
先週27日木曜日の夕方から、宇治川の河川敷にて、恒例のツバメの塒(ねぐら)入りの観察会をおこないました。
ツバメは初夏にかけて、人家の軒下などに巣がけをし、夏の終わりには東南アジア方面へ(遠い場合はオーストラリアにも!)渡りをする習性があります。
巣を離れたツバメたちは、河川敷のヨシ原に集まって夜を過ごし、日中は渡りの体力をつけるために盛んに餌となる昆虫を食べに飛び回ります。
日没前になると、あちこちから多くのツバメたちが河川敷上空に集まり、日没とともに順にヨシ原に飛び込んでいく姿が見られます。これが「ツバメの塒(ねぐら)入り」です。
京阪の観月橋駅に夕方6時前に集合し、そこから観察地点の堤防まで20分ほど歩き、ツバメの来るのを待ちました。
今回は、京都の西と東で雷雲が発生していたため、雨雲レーダーと目視で天候の変化を慎重に判断しながらの観察になりましたが、幸い観察地の周辺には雷雲は発生せず、東西で時々生じる雷光も自然現象の観察の対象になりました。
昨年は観察が8月下旬だったため、上空を群れて飛び回る姿はあまり見ることができなかったのですが、今回は多くのツバメの群舞を観察することができました。
(下の写真をクリックすると見える小さな黒い点がすべてツバメです)
生徒たちも、上空に次々と集まるツバメの群れに歓声を上げ、しきりにその様子をカメラに収めていました。
ツバメたちが塒に入り終わる頃には、コウモリがあちこちで飛びはじめ、その頃に少し雨が降り始めたため、撤収し帰路につきました。
7時半過ぎに観月橋の駅に戻り、その場で解散となりました。
今回の観察会の内容は、昨年と同様に、文化祭のネイチャー部の展示で報告する予定です。
今日は校外稽古のため、午後から藪内燕庵に集合しました。
御家元の主座敷である緝熈堂(しゅうきどう)は、西本願寺より移築された茶室です。部員たちは浴衣に着替え、先生より茶室の説明を受けて一人ひとり入室の仕方と拝見の稽古を行いました。
その後、緝熈堂と6畳の茶室である学市軒(がくしけん)の2ヵ所に別れ、2、3年生がお点前の稽古をしました。浴衣で点前をすると身も引き締まり、立ち振る舞いもより奇麗に見えます。
お菓子は、船屋秋月のもらい水です。朝顔を模した外郎生地(中は白餡)ですが、「朝顔や釣瓶とられてもらい水」(加賀千代女)でも知られるように、菓銘は朝顔ではなく「もらい水」です。早朝に井戸へ行くと、釣瓶(井戸の水を汲む桶)に朝顔が絡みついて咲いていたため、奇麗に咲いている朝顔を取ってしまうの可哀想に思い、他所の家から水をもらう光景が浮かびます。
稽古の最後に、浴衣姿で集合写真を撮りました。今回も浴衣を着たのは、部員たちから「浴衣を着て稽古したい」という声があり、せっかく正式な茶室で稽古するのですから、浴衣を着た方が良いと考えたからです。3回目ともなると、部員たちもだいぶ浴衣を着こなしていました。