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プラナリア リターンズ!(ネイチャー部) 2020年07月07日(火)17時21分

久しぶりの更新です。

新型コロナウィルスの影響による休校が終わり、ネイチャー部の活動もやっと平常に近い形で活動できるようになりました。
中学生、高校生の新入部員も入部し、クラブの活動も少しずつ賑やかさを取り戻しつつあります(油断は禁物ですが)。

とは言うものの、残念ながらまだ学外での自然観察会や研修会への参加は自粛せざるを得ないため、当面のところは生物室で飼育している生物の世話と観察を続けています。

そんな中で、本校の事務の方から頂いたホテイアオイのバケツの中に、クラブ員がプラナリアを発見しました!
以前クラブでは、高槻の生命誌研究館から譲り受けたプラナリアを飼育していたのですが、残念ながら全滅してそのままになっていました。

今回20個体以上のプラナリアが見つかったので、さっそく容器に取り分けて、定温器に入れて飼育することにしました。

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こんどこそは全滅させないように、じっくりと飼育・観察していきたいと思います。

ネイチャー部 京都府私立理科研究会の夏季現地研修会に参加してきました 2019年08月22日(木)13時13分

 8月の18日~20日の3日間,毎年行われる京都府私学理科研究会主催の夏季現地研修会に参加してきました。

 今回の研修は,愛媛県にある西日本最高峰となる石鎚山への登頂と,愛媛県から高知県にまたがる日本三大カルストの一つ,四国カルストの見学が主な目的です。
 本校からの参加は,中学1年の新入部員3名を含む9名で,18日の夜に学校に集合,飼育生物の世話をしてから,京都駅に移動し,団体バス乗り場から夜10時にバスで出発し,淡路島を経由し,徳島道~松山道を通り,翌朝6時に石鎚ドライブウエイの入口に到着しました。
 さらにドライブウエイを上がってからバスを降り,石鎚の国民宿舎から歩きはじめ,一路石鎚山の山頂をめざしました。

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 石鎚山は元々は信仰の対象として,修験者の修行の場となっていましたが,今では登山道も整備されて歩きやすくなっています。
 ただ,山頂近くの道には,修行となる?鎖場が三つあり,かなりスリルのある様子でしたが,天候が雨混じりの霧だったため,安全な迂回路を歩きました。

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 3時間弱で無事石鎚山頂に到着し,たまたま雲が切れたタイミングを捉えて記念撮影をすませ,ゆっくりと下山して午前の行程を終了しました。

 午後はバスで移動し,美しい清流で有名な面河(おもご)渓を散策した後,もう一つの目的の四国カルストに向かいました。

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 午前中からずっと霧と小雨で視界が悪かったのですが,ちょうど四国カルストを通過する時に雲が切れ,雄大なカルストの地形とゆっくりと回る巨大な風力発電の風車,放牧されている牛の姿などを見ながら宿に向かいました。

 最終日の午前中は,宿舎の近くにある「天狗高原セラピーロード」をガイドの方から植物などの説明を受けながら散策しました。道沿いにはさまざまな植物にネームプレートが設置され,わかりやすく解説が掲載されていました。また,植物を傷つけないように,プレートがスプリングで取りつけてあるのが印象的でした。

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 続いて,昨日はバスから眺めた四国カスルト内を散策しました。ガイドさんからカルスト地形の成り立ちや,ドリーネと呼ばれる窪地などについて説明を受けながら,遊歩道をゆっくりと歩きました。
 昼食後はバスに乗り,京都への行程も順調で,予定よりも1時間弱ほど早く京都駅に到着しました。

 今回は2日間ともあまり天候には恵まれず,その中で結構な距離を歩く研修会になりましたが,生徒たちは2日間で合計8時間ほどの行程を頑張ってよく歩きました。また,体調不良や怪我もなく,無事終了できたのが何よりでした。
 車中一泊を含む二泊三日の行程でしたが,いろいろ貴重な経験ができ,良い研修になりました。これからの部の活動に今回の体験を生かしてほしいと思います。

ネイチャー部 2019総合地球環境学研究所オープンハウスに参加してきました 2019年08月03日(土)10時26分

 ブログへのアップが少し遅くなりましたが,先の7月28日(金)に,京都市北区にある総合地球環境学研究所のオープンハウスに,ネイチャー部の中学生3名が参加してきました。

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 普段実験で使用されているマイナス20℃の冷凍室体験をはじめ,さまざまな地球環境に関する研究や取り組みについての紹介や体験のイベントに参加・見学しました。

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(写真はマイナス20℃の冷凍室内のもの)

 イベントの中には他校の高校生の研究発表もあり,午前中半日の見学でしたが,色々得るところがありました。

ネイチャー部 生命誌研究館のオープンラボに参加してきました 2019年06月17日(月)18時41分

 6月15日の土曜日に,高槻にあるJT生命誌研究館のオープンラボに参加してきました。

 JT生命誌研究館は,日本たばこ産業と大阪大学の大学院とが産学協同により設置した施設です。今回のオープンラボは普段公開されない大学院の研究室を見学できる貴重な機会であり,ネイチャー部の恒例の活動の一つでもあります。

 今回は高校生がGTEC(英語のテスト)で普段より早く学校が終了したため,先発隊5名が先に研究館に向かい,中学生5名が授業終了後に向かうことになりました。高校生は各自の希望するラボでのスケジュールに参加しました。中学生は到着が遅くなったため,館内ガイドの方の説明を受けながら,館内の展示をゆっくりと見学しました。

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 屋上の食草園では,蝶の食草と産卵する植物を観察し,館内で常設展示されているナナフシとふれ合う体験もありました。

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 その後,カエルとイモリの発生研究をされている橋本ラボでカエルの飼育室を見学させていただいたり,プラナリアの切断実験を見学したり,特に今回初参加の新入部員たちはどのプログラムにも興味津々で見学していました。

 終了後も,橋本ラボからプラナリアを譲っていただき,また部で飼育する生物が増えました。大切に育てて増やしていきたいと思っています。

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ネイチャー部 桂坂野鳥遊園で自然観察会をおこないました 2019年05月28日(火)19時03分

 5月26日の日曜日に,ネイチャー部で自然観察会をおこないました。
 今回は,新入部員の中学生3名と高校生1名を加えた11名で,西京区にある桂坂野鳥遊園での観察会になりました。
 前日までの天気予報では,気温が高温になる予想が出ていたため,実施が危ぶまれましたが,何とか無事開催できました。

 ただ,高温のためか,観鳥小屋から全く野鳥が見られず,生徒たちはかなり落胆していました。気を取り直して施設周辺のハイキングコースでの植物観察をおこないました。
 ただ,ここも昨年の台風の爪痕が残っており,あちこちに倒木の後が見られました。生徒たちも被害の大きさに驚いていました。

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 一時間ほどのハイキングの後,再度観鳥小屋に戻ったところ,一羽だけカルガモが現れ,生徒たちは手にした双眼鏡や単眼鏡で,夢中になってその姿を追っていました。

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 肝心の野鳥をあまり見ることができなかったのは残念でしたが,自然は人間の都合に合わせてくれないことも伝え,参加した生徒たちはそこそこ満足してくれたようで良かったです。

ネイチャー部 京都府私立理科研究会の春の自然観察会に参加してきました 2019年05月03日(金)11時39分

4月29日(月・祝)に毎年恒例の春の自然観察会を行いました。
この観察会は,京都府私立中高理科研究会が開催する自然観察会に,本校から生徒6名が参加しました。

今回は,左京区花背にある本校の花脊学舎を出発点に,寺山峠を経て雲取山までを往復するルートを歩きました。

当日は午後から雨の予報で,雲も多く肌寒さを感じる天気でしたが,その寒さのためか,花脊の集落では桜がちょうど見頃になっていました。

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マイクロバスを旧花背小・中学校の前で下車,本校の花脊学舎でトイレ休憩を取りました。この花脊学舎は昭和37年に本校が取得したもので,土間や囲炉裏の残っている古民家です。
参加者は休憩の合間に,古い民家の造りを見学していました。

花脊学舎を出発し,そこから道端の植物を観察しながら,ゆっくりと山道を登り,寺山峠で小休止を取りました。

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そこから一つ谷を越えた山道では,先の台風の影響が今も残り,多くの杉が倒れたままで,それを乗り越えながらの道もありました。
目的地の雲取山の手前の広場で昼食を取り,最後の登りの後,無事雲取山の頂上に到着しました。

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帰りは来た道と同じルートを通りましたが,花脊学舎の手前のスキー場跡で少しワラビ採りをした後,再びマイクロバスで帰途につきました。

今回の観察会は,雨の予報の下での実施でしたが,幸い最後まで雨に遭うこともなく,ゆっくりと自然観察を楽しむことができました。

第54回京都府私立中学高等学校理科研究会発表会がおこなわれました 2019年02月08日(金)08時57分

 アップが遅くなりましたが,2月3日(日)に第54回京都府私立中学高等学校理科研究会発表会がおこなわれました。
 今年度は本校の至心館の1Fが会場となり,京都府下の私立中高の理科系クラブの生徒たちが,この一年間の様々な取り組みを,プレゼンテーションやポスター展示で発表しました。

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 今回は,プレゼンテーションが10組,ポスター発表が14組でしたが,発表後の審査の結果,3校の発表が表彰され,全体の予定は無事終了しました。

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 来る新学習指導要領では,より強く「主体的・対話的で深い学び」が求められることになり,「探究」の授業も始まります。
 このような会をきっかけに,本校のクラブ員たちもより積極的・自主的にさまざまな取り組みを広げてほしいと思います。

ネイチャー部 年末の炭焼き体験をおこないました 2018年12月26日(水)14時52分

昨日25日に,龍谷大学の瀬田キャンパス演習林の隣地で,恒例の炭焼き体験をおこないました。
龍大瀬田キャンパスの演習林隣地の民家の方のご協力で,畑地に設営した簡易炭焼き窯を使った炭焼き体験です。
当日は雲一つない晴天に恵まれ,この時期にしてはとても暖かい中での炭焼きになりました。

自然観察会でもお世話になっている高桑先生から,窯の仕組みと炭焼きの手順について説明を受け,炭焼きの作業が始まります。
今回は竹炭作りに挑戦で,窯の中を掃除してから割っておいたマダケをぎっしりと詰め込みます。

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竹の詰め込みが終わった後は,水で練った土で窯の上を密閉します。その上に濡らした新聞紙とアルミホイルで包んでおいたサツマイモを並べて,さらに土をかぶせます。
炭焼き窯の遠赤外線で,中までホクホクの焼き芋ができあがります。

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セッティングが完了するといよいよ窯の火入れですが,普段火を熾す経験などない生徒たちは,煙りに苦戦しながら必死に火をくべます。
窯の煙突から出る煙の色を見ながら,窯の中から水蒸気が出なくなるのを判断して,煙突と焚き口を密閉して,窯が冷えるのを待ちます。

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窯が冷えるのを待つ間に,昼食と焼き芋をいただき,次回の炭焼きに備えて,伐採された木材を40センチほどの長さにノコで切ります。
ちょうど枝が三つ叉になっているところを薄く切って,ハート型のコースターを作る生徒もいました。

窯が冷えていよいよ炭の取り出しです。
今回は竹に含まれる水分が多かったせいか,炭になった部分と生焼けになった部分ができてしまいました。

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できた炭を皆で分けて,それぞれ持ち帰りました。
炭は脱臭剤や水の浄化剤になり,災害時には燃料にもなります。
炭焼きをきっかけに,木材の有効利用や環境保護について考える機会になったのではと思います。

ネイチャー部 アフリカツメガエルが増えました 2018年11月20日(火)18時01分

 先週17日の土曜日に,JT生命誌研究館のオープンラボに参加してきました。
 今回は都合のつく部員が少ないのが残念でしたが,部として実験を試みるため,アフリカツメガエルを譲っていただく目的もあります。

 当日参加した部員は,各自の希望に応じて,普段公開されていない大阪大学大学院の研究室のイベントに参加していました。

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 オープンラボ終了後,同館の橋本研究室から,アフリカツメガエル10匹を譲り受け,学校まで持ち帰りました。

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 前からの2匹と合わせて6匹ずつのグループに分け,片方は照明を,他方は照明なしの状態で飼育し,体色変化の様子を観察していく予定です。
 どのような結果が出るか,今後がとても楽しみです。

ネイチャー部 秋の京都北山方面の自然観察会を実施しました 2018年11月12日(月)11時04分

 昨日の11月11日,京都市左京区北山方面での自然観察会を行いました。
 今回もまた,京都女子大名誉教授の高桑先生主催の自然観察会に同行しての実施となり,ルートは春に実施したコースと同じく,左京区尾越の二の谷からナメラ林道を経て,花背の三本杉に至るものです。
 今回は全統模試の実施日と重なったため,クラブからは高校生3名と中学生1名が参加しました。

 当日は非常な好天に恵まれ,暖かな秋空の下,少し時期は過ぎたものの,美しい紅葉を楽しみながらの観察会となりました。

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 ただ,先の台風21号の影響は大きく,多くの杉がなぎ倒された斜面が見られ,中にはまだ道をふさぐように倒れた杉もありました。

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 最後に今回の目標の三本杉の雄姿を見上げて行程を無事終了しました。
 今回参加した生徒のうち,3名は三本杉を見るのは初めてで,その迫力に圧倒されていました。