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ネイチャー部 京都府私立中高理科研究会の発表会に参加しました 2016年02月08日(月)14時39分

 昨日の日曜日,長岡市の立命館中学高等学校の会場にて,第51回
京都府私立中学高等学校理科研究会が主催する研究発表会に参加しました。

 この催しは,京都府内の私立中学・高等学校の理科系クラブが,
一年間の活動や研究の内容を発表するものです。
 昨年度は他校の見学のみの参加でしたが,今回は初めてクラブとして発表に参加しました。

 高校生は,今年度取り組んできた「透明骨格標本の作製と樹脂封入の試み」について,パワーポイントでその内容を詳しく説明しました。

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 また,中学生は,クラブで継続して飼育している「アカハライモリの飼育と繁殖」について,ポスター展示と実物のイモリの親子を展示しました。
 中学生の展示の場所には,透明骨格標本の実物も展示し,他校の生徒たちや先生方も,興味深そうに見入っていました。

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 閉会式では,他校の4つの発表が表彰を受けましたが,本校のクラブとしては,まず,参加したことが大きな一歩と思っています。

ネイチャー部 年内最後の自然観察会をおこないました 2015年12月21日(月)16時52分

 昨日の日曜日に,龍谷大学の龍谷の森(瀬田キャンパスの演習林)にて,ネイチャー部年内最後の自然観察会をおこないました。

 当日は朝から雲一つない好天に恵まれ,この時期としてはとても暖かい一日になりました。今回は中学1年生の新入部員も加わり,生徒10名,引率教員2名が参加しました。観察会では,京女の森の観察会でもお世話になっている高桑先生が主催される「炭焼き体験」に参加し,その後,龍谷の森で自然観察と薪作りをおこないました。

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 今回の炭焼きは,龍谷の森の間伐材と吉野杉の端材を使っておこないました。新入部員たちはドラム缶製の炭窯に付き切りで慣れない火の調節に苦労していました。
 炭窯の火を落とすと,釜の上に並べていた焼き芋ができあがり,生徒たちは大喜びで頬ばっていました。

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 炭窯が冷えるまでの間,龍谷の森で次回の炭焼き用の薪作りをおこなった後,植物の観察をおこないました。途中で木の上で熟した柿を見つけ,皆で落とそうと必死になっていました。

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 最後に冷えた炭窯を開けると,吉野杉の木目が美しく残った炭が出来上がっていて,生徒たちは歓声をあげていました。
 今年一年の締めくくりにふさわしい,楽しく有意義な一日になりました。

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ネイチャー部 HPで活動が紹介されました 2015年11月25日(水)13時00分

 今年度,ネイチャー部では,中谷医工計測技術振興財団から助成を受けて,「透明骨格標本の樹脂封入の試み」に取り組んでいます。
 この助成は,中学・高校における科学教育振興を目的とした取り組みに対するもので,今回,その取り組みの報告として,先日のサイエンスフェスタでの発表をお知らせしたところ,財団のHPでその活動が掲載されました。

 サイエンスフェスタの内容は,このブログでも紹介しましたが,他の団体のHPで紹介されたのは,部としても初めてのことです。

 該当のページは,『中谷医工計測技術振興財団』トップページ中段の「お知らせ」内「2015年11月20日 科学教育振興助成「活動NOW!」に新しい記事を掲載しました」のリンクから見ていただくことができます。

ネイチャー部 冬の自然観察会をおこないました 2015年11月24日(火)10時29分

 一昨日の日曜日に,年内最後になる京女の森の自然観察会をおこないました。
 天気予報では曇りから小雨の予報だったのですが,幸い当日は好天に恵まれ,暖かい冬の日差しの中での観察会になりました。

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 北山の奥では,紅葉を終えた広葉樹がほとんど葉を落とし,明るい森の風景が広がります。
 今回,京都女子大学の学生さんたちが作製した鳥の巣箱を設置することになり,クラブの生徒たちも,同行した日本鳥類保護連盟の方のアドバイスを受けながら,巣箱の設営をおこないました。

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 また,土地の低くなった湿地では,イノシシのヌタ場(身体についた寄生虫などを取るために泥浴びをする場所)が見られ,泥の上にははっきりと足跡も残っていました。

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 12月になれば,この場所は1~2メートル以上の雪に覆われ,簡単には入ることができなくなります。
 来年の4月以降までしばしのお別れです。 

ネイチャー部 サイエンス・フェスタ2015に参加しました 2015年11月16日(月)14時19分

 昨日,大阪のグランフロントで開催されたサイエンス・フェスタ2015に,ネイチャー部として参加してきました。この催しは,京阪神の私立中高一貫校を中心に,各学校の理科教育や理系クラブの活動を,広く一般の方に向けて発表するものです。
 当日の朝は,JRの事故による電車の大幅な遅延のため,会場入りがぎりぎりとなり,大急ぎでブースの設営をおこないました。

 開始早々から,小学生のお子さんを連れた家族連れが続々と来場され,すぐに会場は人で一杯になりました。
 本校のブースでは,中学校の理科教育の取り組みや,クラブの活動内容の掲示に加えて,飼育しているアカハライモリと部で作製した透明骨格標本を展示しました。

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 やはり子供さんは生き物には興味津々で,アカハライモリの親子の水槽前では人だかりができ,クラブの生徒も飼育のようすや展示物について一生懸命説明していました。

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 また,体験コーナーでは「木の葉のバッタ作り」と「木の葉の葉脈標本作り」を用意しましたが,こちらも常時順番待ちで,用意していった木の葉や標本が次々になくなる状態でした。

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 一日中目の回る忙しさでしたが,部の生徒たちにとって,初めて自分たちの活動をアピールする機会となり,また,他校のクラブの活動内容に触れる貴重な経験ができました。

ネイチャー部 京都北山 秋の自然観察会をおこないました 2015年10月26日(月)18時56分

 昨日25日の日曜日,ネイチャー部で久しぶりの京都北山方面の自然観察会をおこないました。
 今回も,元京都女子大学教授の高桑先生が開催される観察会に同行し,高校生2名と中学生1名が参加しました。

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 気持ちのよい秋晴れに恵まれたものの,ここしばらくの冷え込みで,思いがけずあちらこちらで綺麗に色づいた紅葉を楽しむことができました。ただ,北山は思いの外気温が低く,時折強い冷たい秋風に吹かれながらの観察会になりました。

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 そんな中でも,ヒノキの芽生えや,煙のようにヒカゲノカズラの胞子のうから胞子が散布されるようすが見られました。

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 葉が落ちた日だまりは暖かく,クラブ員たちも冬眠前の仔ガエルや,サワガニなどを見つけては歓声をあげていました。

 次回は11月22日,本格的な紅葉が楽しみです。

ネイチャー部 いのちの森観察会をおこないました 2015年09月20日(日)19時38分

 昨日19日の午後,7月の台風,8月のお盆と,ふた月お休みになっていた,梅小路公園内「いのちの森」の自然観察会に参加しました。

 今回のテーマは「ツタ植物」。数種類の代表的なツタ植物について,講師の先生から説明を受けたあと,いのちの森で見られる実際のツタ植物を観察しました。

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 普段は気づかないツタ植物も,日陰に強いもの,冬には葉を落とすもの,吸盤ではりつくもの,ヒゲで巻きつくもの,右巻きで巻きつくもの,その逆のものなど実にさまざまな生活をしているのがわかりました。

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 また,ちょうど「葛(クズ)」の花がきれいに咲いているのが印象的でした(写真ではわかりにくいですが…)。

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 参加したクラブの生徒たちも,来月の観察会を楽しみにしていました。

ネイチャー部 学園祭の展示無事終了しました 2015年09月07日(月)18時05分

 9月6日・7日の2日間,本校の学園祭で,ネイチャー部は今年度の活動についての展示をおこないました。
 普段授業をおこなっている生物実験室を会場に,今年度の活動カレンダー,各種自然観察会の報告,飼育している生物などの展示や,体験コーナーなどを開設しました。

 今回の目玉は,今年新しく取り組んでいる,「生物の透明骨格標本」の展示です。
 2か月近く,さまざまな薬品処理をおこなった魚類や両生類の標本を,その経過を含めて展示しましたが,来場された方は興味津々でご覧になっていました。

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 2日間で300名近くの方に来場いただき,クラブの活動を少しでも知っていただけたのではないかと思います。
 会場まで足を運んでいただいた皆さま,本当にありがとうございました。

ネイチャー部 私理研夏季研修会に参加しました 2015年08月19日(水)17時36分

 8月の17・18日の一泊二日の日程で,京都府私学理科研究会が主催する夏季現地研修会に参加してきました。

 今回は四国・徳島の剣山方面が研修地で,京都駅前から団体バスで出発し,高速道で四国入りした後,まず「阿波の土柱」を見学しました。ここは吉野川によって堆積・隆起した地層が侵食を受けてできた珍しい地形です。
 次は「一宇峡の土釜」。ここは緑泥片岩の岩石が水の浸食を受けて釜状の滝壺になったものです。
 続いて「日本一の大エノキ」「四国一の大トチノキ」を見学しました。この地域は雨量に恵まれ,あちこちに巨樹・巨木が見られます。このときも多少雨に降られましたが,生徒たちは巨樹の迫力に圧倒されていました。

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 宿に入ってからも就寝までに2回,空が晴れた機会に,宿舎前で星の観察をおこないました。町中では絶対に見られない,文字通り「降るような星空」で,天の川銀河や,代表的な星座の説明を聞き,時おり流れる流れ星に歓声があがっていました。

 2日目は朝から剣山へ移動し,リフトで標高1750Mまで上がった後,四国の第2峰である剣山(1955M)の山頂を目指しました。
 天気予報では雨が心配されましたが,幸い山頂付近では絶好の天気に恵まれました。見晴らしの良いシコクザサの間の登山道から,もう一つのピークの次郎笈(じろうぎゅう,1929M)を経て,色とりどりの高山植物の花を観察しながら下山の途につきました。

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 剣山からの帰路の途中で,「奥祖谷の二重かずら橋」に立ち寄りました。ここは合戦に敗れた平家の一族によって渓谷にかけられたものと言われ,男橋・女橋の2つのかずら橋に加えて,人力ロープウェーの「野猿」があり,生徒たちは足のすくむスリルを味わいながら,川を渡っていました。

 わずか一泊二日の日程でしたが,非常に中身の濃い研修になりました。これからの部の活動に,ぜひ今回の体験を生かしてほしいと思います。

ネイチャー部 JT生命誌研究館サマースクールに参加しました 2015年08月11日(火)16時38分

 先週の6・7日の2日間,高槻の生命誌研究館で毎年おこなわれるサマースクールに,ネイチャー部の生徒4名が参加しました。

 先日参加した実験室見学ツアーは,半日各研究室を見学する催しですが,このサマースクールは,実際の研究室の実験内容の一部を2日間で体験するという本格的なものです。

 今回,ネイチャー部からは,「DNAから進化を探るラボ」「チョウが食草を見分けるしくみを探るラボ」「表現を通して生きものを考えるセクター」の3つに分かれて参加しました。

 ラボによって内容はさまざまですが,実際の大学の設備を使ったDNAやRNAの抽出や分析,生命に関する科学的な知識を元にした造形物の作成などに,それぞれが取り組むことになりました。

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 ラボの実習では,貸与された白衣に身を包んだ部員たちが,慣れない用具や作業と格闘しながら,真剣に実験に取り組んでいました。また,表現セクターでは,「チョウと食草園」をテーマに,様々な素材を用いて製作しました。

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 2日目の夕方には,各ラボやセクターの発表がおこなわれ,最後に館長の中村桂子先生から,参加した一人一人に修了証が手渡されました。

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 長かったようであっという間の2日間でしたが,クラブ員たちは大学院での研究内容を垣間見ることができる,貴重な体験になったようです。