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【茶道部】1年強化稽古 2024年02月15日(木)22時10分

2年生が沖縄へ研修旅行中のため、今日は1年生のみの稽古でした。

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釜を2ヵ所設置し、順番に先生たちから直接点前指導を受けました。普段2年生が座る点前畳で、いざ自分が点前をするとなると、みな緊張した趣でした。また、春期茶会の主席・副席の後見を選別しました。

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本日の主菓子は、東九条にある二葉軒の椿餅を出しました。椿餅は餡子を包んだ道明寺粉餅米を砕いた粒々したもの)のお餅を、椿の葉で挟んだお菓子です。椿餅は『源氏物語』にもその名が出てくる、「最古(平安時代)の和菓子」とも言われています。

【茶道部】節分稽古 2024年02月01日(木)21時50分

いよいよ2月に入り、節分が近づいてまいりました。それにちなみ、「不苦者有智」のお軸を掛けました。

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「智有れば、苦しからず」という禅語で、どんな逆境にあっても、智慧があれば乗り切ることができるという意味です。そして、智慧を磨く大切さを示しています。語呂合わせで「ふくわうち」と読むことができ、前回の1/30の稽古時に掛けた「遠仁者疎道(おにわそと)」に続いています。そして、香合は鬼の金棒です。

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さて、2年生は毎週炉点前に磨きをかけています。1年生も2年生指導のもと、お仕舞いまでひととおり所作が身に付いてきています。

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主菓子は節分にちなんで、俵屋吉富の「福豆」を出しました。「不苦者有智」のお軸にも合う、桃山という伝統的な焼菓子です。    

【茶道部】新年初稽古 2024年01月11日(木)22時25分

今日は新年最初の稽古日でした。

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春季茶会まであと2ヵ月となり、2年生はより稽古に身が入っていました。炉のお点前を繰り返してきましたが、綺麗な立ち振る舞いで、上達ぶりがうかがえます。1年生の後見については、より強化していく必要がありそうです。

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その1年生の点前については、2年生がきっちりと指導した甲斐もあり、お茶を点てる所まで出来るまでに成長しています。一連の流れを身に付けているため、途中で止まってテンパるということもなく、指導も細かい所作を指摘する程度です。秋以降「お点前をできるようになりたい」という思いが強く、ほぼ目標達成したと言えるでしょう。

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新年最初ということで、お菓子は干支饅頭を出しました。辰年ということで、俵屋吉富の「たつ」です。白餡に砂糖や卵黄を入れ焼き上げたものを「桃山」と言いますが、しっとりとしたお饅頭です。

【茶道部】年内最終稽古 2023年12月21日(木)21時26分

今週は3限短縮授業で火・木曜と続き、今日は年内最後の稽古でした。3月の春季茶会に向けて、2年生は炉点前の上達を目指し、1年生は後見の稽古を始めました。

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後見は茶席において、進行役として大事な役目を担っています。お軸や花入をはじめ、使われている道具の説明、水屋からのお茶やお菓子の出し引きのタイミングなども図らなればなりません。2年生が指導しながら、1年生は後見の動きを学んでいました。

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その奥では、2年生の指導のもと、1年生が順に点前稽古をしていました。お茶が点つまでの所作ですが、2年生の教え方も上手いようで、だいぶ上達しています。

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さて、火曜のお菓子は清閑院の「華ときわ」を出しました。松の色合いをイメージした三層の浮島に、丹波豆がアクセントになっています。

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そして、本日のお菓子は宗禅の「串わらび」です。以前から気になっていた一品ですが、2年生より「わらび餅が食べたい」というリクエストもあったからです。独自製法で常温で長持ちし、もち米が入っているためモチモチとしていて美味しかったです。

【茶道部】茶道フェスティバル 2023年12月17日(日)21時51分

今日は京都コンサートホールにて、茶道フェスティバルが開催されました。今回は京都府下の高校茶道部10校(裏千家7校・表千家2校・藪内1校)が集まり、はじめての合同呈茶となりました。

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本校茶道部から、高2部長・副部長と高1次長の3名が呈茶スタッフとして参加。藪内流の本校は1席目を担当し、部長が点前、副部長が半東(藪内流では後見という)を務めました。他府県から多くの茶道部の皆さんが席入りし、呈茶スタッフ全員でもてなしました。全9席はかなりハードでしたが、それぞれが役割分担をして夕方まで頑張りました。また、ポスターセッションも同時に行われ、高1の2名がたくさんの方に本校茶道部の活動紹介をしてくれました。

【茶道部】続・炉開き 2023年12月09日(土)21時40分

期末考査期間を終えて、今日は久しぶりの部活日でした。土曜の授業後、昼食を食べてからの稽古となりました。

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部長・副部長は、19日の茶道フェスに向けた稽古。それ以外の2年生とは炉点前をし、1年生は教え合いながら風炉点前をしました。普段なら割稽古をしていますが、一連の流れで覚える形で進めています。

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前部長も参加して、初めての炉点前をしました。1年の時から熱心に稽古を積み重ねてきただけあり、綺麗な所作で稽古をしていました。

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本日のお菓子は、七福堂老舗のいちご大福を出しました。部員たちも楽しみにしていた大福で、いちごの酸味と白餡の甘さのバランスがよく、食べ応えのある大福でした。

【茶道部】合同稽古会 2023年11月19日(日)19時59分

今日は12月の茶道フェスティバルに向けて、13時から嵯峨野高等学校で合同稽古会がありました。今年の茶道フェスティバルは、裏千家7校、表千家2校、藪内の本校による10校合同呈茶になっています。

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本校茶道部からは、1席目に点前をする部長と後見の副部長、そして中学の時から所属している特進1年生の3名が参加。流派の垣根を越え、部員同士が交流しながら、今回も表千家の嵯峨野高等学校・京都外大西高等学校茶道部の皆さんと合同稽古をしました。

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今回のお菓子は、亀屋良長の代表銘菓である鳥羽玉でした。黒糖を用いたこし餡の餡玉です。

【茶道部】炉開き 2023年11月16日(木)21時32分

炉の季節に入ったことから、今日は炉開きをしました。電熱ではありますが、和室は炉を切っています。寒い時期は、釜の火を客に近づけるのです。

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ようやく校内できっちりとした炉のお点前ができるようになりました。藪内の先生が点前をされ、ポイントを解説されました。炉は炉縁に合わせて斜めに座り、道具を置く位置も変わります。

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2年生は初めての点前でしたが、基本の点前が身に付いているため、さほど難しさを感じていない様子でした。今後は炉点前を稽古していき、3月の春季茶会でご披露できればと思います。

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1年生の方は茶会の稽古を終えて、再び割稽古に戻りました。先輩の指導のもと、釜3ヵ所で順番に風炉点前をしました。「もう一度点前がしたい」と意欲もあり、前半(お茶を点てるところまでの作法)を覚えるまで早いかもしれません。

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本日のお菓子は、七福堂老舗の亥の子餅です。いのししの子(うりぼう)を模しており、炉開きの際に用いられます。亥の子餅は、無病息災を願って旧暦の亥の月(現在の11月)に食べられる伝統的な和菓子です。ニッキが効いていて、部員たちも好評でした。

【茶道部】秋季茶会並びに創部10周年記念茶会 2023年11月12日(日)21時19分

今日は校内で秋季茶会並びに創部10周年記念茶会を催しました。ようやく本格的な茶室(和室)へお招きできる環境が整い、歴代OGをはじめ、部員の保護者や友人、本校教員、顧問の茶道関係者など、たくさんの方に出席いただきました。

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10時から1時間枠で5席設け、主席は新北校舎1階和室にて薄茶点前です。2年生が点前と後見をそれぞれ務めましたが、稽古の成果が出てしっかりとこなせていました。お客からのお褒めの言葉や、和室に対する「凄い!」という声が多数ありました。

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各席後半は、新北校舎1階東側のテラスで行いました。時間帯によっては、風が強く雨も降りましたが、お客が雨で濡れることなく済みました。無事に5席すべてを終え、部員たちも茶会を楽しみました。

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今回のお菓子は、主席が船屋秋月のこなし(中は漉し餡)である「高雄」です。お店が仁和寺近くにあるため、店主が高雄の紅葉を模して作られました。副席の方は、亀屋則克のお干菓子「紅葉」と「銀杏」をお出ししました。

【茶道部】直前稽古 2023年11月09日(木)22時10分

いよいよ秋季茶会が近づく中、今週は火・木曜と直前稽古をしました。

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当日の茶席を想定して繰り返し稽古を重ね、2年生が務める点前・後見は披露できるレベルまでいき、お運び・水屋を務める1年生もかなり上達しています。

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今日は立礼棚も和室に設置し、2年生が点前を確認し合っていました。お蔭様でたくさんの申し込みがあり、部員たちも気持ちが高ぶっているようでした。

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さて、お菓子は笹屋伊織の「伊織のもみじ」を出しました。紅葉を模して、紅葉の季節に合った和菓子です。