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卯月の茶の風景2 2015年04月30日(木)19時09分

■4月の活動②■
4月30日(木)
新入生稽古始め

体験入部期間、クラブ登録を終え正式メンバーが決まり、今年度は新入生16名を迎えて活動をスタートしました。プログレス・選抜特進・一貫選抜コースと各コースからまんべんなく入部者があり、全部員数は29名にまでなりました。
みな、ほとんどが未経験の初心者なのでまだまだ立ち居振る舞いもぎこちないですが滑らかな動きを自然に身につけ堂々と『高校時代は茶道部で藪内流を習いました』と言える存在になってくれると思います。
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また、茶道部は中学生にはまだ門戸を開いてはいませんでしたが、『中学生だけど入部させて下さい!』という熱い要望に押され(笑)新たに3名の中学生を限定的に受け入れることにしました。飲み込みは早いはず?なので、続けていけば6年後はどこまで修得できるかが楽しみでもあります。

畳の歩き方から始まり、茶碗の持ち方、お客への出し方など、場所を変え基本的なことを習っていきます。
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稽古の最後には部員全員が集まり、先生から話をしていただいたり、今後の連絡をしたり、ミーティング的な要素を持つ集まりを行い、その後に道具の片づけを行います。
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ご指導は古儀茶道藪内流のお家元の事務局からおいでいただいているK先生です。いつも穏やかな語り口と的確な指導で部員から慕われています。お家元のお仕事がご多忙の中、茶道部設立以降、ご指導の中心として日頃のお稽古はもとより、稽古以外の行事ごとにも常に付き添っていただき本当に感謝しております。

卯月の茶の風景1 2015年04月30日(木)19時05分

■4月の活動①■
4月9日&16日&23日(木)
新入生オリエンテーション&体験入部

新年度がスタートしました。学校内には新たな力がみなぎっています。
新入生のクラブ選びのため、講堂において、クラブ紹介が実施されました。
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今年度は演出のひと工夫として、浴衣を着て登場です。説明を分かりやすくするためのパワーポイントを用意してクラブ紹介を実施してみました。
舞台に立つ二人の説明に合わせて、舞台下ではパソコンで画面を操っています。
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短い時間でどれだけの魅力が伝えられたのか分かりませんが、きっと興味を持って茶道部の門を叩いてくれる新入生たちはいるはずです。2・3年生の部員達も手分けして放課後に案内チラシの配布・勧誘に取り組みました。上級生が抜けた穴を埋めるため頑張りました。その努力の結果、どんな子たちが後輩になるのかドキドキですね♪

…後日、体験入部日のお稽古場の様子です。
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学校外にもかかわらず、たくさんの新入生が訪れてくれました。
広間も満杯で部員達も嬉しい悲鳴でした。

弥生の茶の風景2 2015年03月31日(火)18時58分

■3月の活動②■
3月14日(土)
着物着付け体験&まちなか散策

1・2年生全員で着物の体験イベントに参加してきました。
会場で好きな着物を選んで、着付けを教えてもらい、その後、着物を着て京都の街中へ思い思いの散策に繰り出すという、京都市の『伝統産業の日』のイベントです。地の利と申しますか、京都にいることの有り難みを感じます。
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めいめいが数多くの着物の中から自分の好みの着物を選んで、着付けの先生に一つ一つ順番に着方を習っていきます。教えてもらった通りに自分で着物を着付けていきます。
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着付けが終わったらランチタイム。食事をとりながら、昼から京都のどこへ行こうか計画を練ります。
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みんな、個性がはっきりと出る着物チョイスですね。
2年生は花柄中心のかわいい女性的な着物が多いようです。1年生はなかなかの渋い好みのようで大人の女性っぽい雰囲気でした。
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午後からはみんな、グループごとで思い思いの場所へ散策に出掛けました。京都市内の何カ所かにチェックポイントがありそこで記念撮影ができます。会場内にも撮影場所が作られ、プロのカメラマンさんに着物姿で写真をとってもらえるというおまけ付きです。写真はデジカメのデータをSDカードに入れていただけました。
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残念なことに現代では、着物はどうしても高価で普段、気軽に着ることが難しくなっています。その外にも着付けの問題や、決まり事も多いので、高校生にとって、憧れはあってもなかなか手軽に着るには敷居が高いものです。着物とは実際にどのようなものなのか、着物を着る上でどのようなことを知っていなければならないのか・・・少しずつ身につけていけるような機会がもっと増えることが望まれます。
こういう機会を利用することで、実際に着てみようという気持ちを持ってくれたら将来的にすごく有効だと思います。後は、気軽に購入できたり、着られたりできる環境作りが急務かもしれません。京都はそういうチャレンジが可能な土地柄です。せっかくの日本の大事な文化・伝統がこのまま廃れていくのは非常に惜しい気がします。

《部員の感想(一部抜粋)》
【『着物着付け体験&まちなか散策』体験はどのように感じましたか?】
★ 着物を着て京都の町を散策するのは初めての経験でとてもわくわくしました。見慣れた所が着物を着ただけで違った景色に見える気がして楽しかったです。
★ 普段着物を着ることもないし、初めて着物で長時間いていろんな経験が出来た。外国の人に一緒に写真を撮ってと言われて、やっぱり着物は日本人なら一度は着た方が良いと思いました。
★ 着付けが自分達で出来るようになると茶道部で茶会を開くときでも一気に雰囲気が出るし、これからも(着物の知識を)知っていると便利でいいと思うので良かった。京都にいても京都らしいところへあまり行ったことがないのでいい機会になりました。

【着物を着てみてどうでしたか?】
★ 着物を着るのは二度目でしたが、今回は自分で着てみることができたので楽しかったです。いつか自分で着られるようになりたいと思いました。
★ すごく気持ちもしゃきっとして、姿勢が良くなった気がした。座ったりするだけでなく歩くのも大変で、着物で茶道をされている方はすごいと思った。
★ 着物を着たのは初めてだったが、浴衣と似た着心地で違和感はあまりなかった。あまり自由に動けない分、振る舞いが小さくなったり丁寧になったりしていつもより女性っぽくなった気がする。

【着物の良いところ】
★ 普段より大人っぽく品位があるように見える。
★ 姿勢が良くなり、自然に動作など綺麗にみせようとする。
★ 色彩が鮮やかで綺麗だった。
★ 帯の楽しみや組み合わせの楽しみがある。
★ 温かかった。そして気分も上がる。
★ 多くの外国の方から声を掛けられ交流が出来た。

弥生の茶の風景1 2015年03月31日(火)18時46分

■3月の活動①■
3月9日(月)
卒業生お家元ご挨拶

卒業した3年生部員の代表が、藪内流のお家元にご挨拶に伺いました。
茶道部設立当初から直接ご指導いただき、ご尽力いただいたお二人の先生に
卒業生全員からのお礼のメッセージを書き寄せた色紙をお渡ししました。
また、ご厚意で邸内や燕庵、お庭をご案内いただき、じっくりと拝見させていただきました。
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腰掛待合…茶室の準備ができるまでの間、待つための場所です。
厳格な身分制度の中で生きた武家の立場を念頭に置いた構造になっています。
撮影者の後ろに、貴人(きにん)席と呼ばれる一段高い腰掛があります。(座面の高さが違います。)二人が座っているのは、相伴(しょうばん)席と呼ばれ、貴人席に座る人に対して、身分が低い、あるいはお供の者が座る席というコンセプトで作られています。雪隠(せっちん…トイレ)も二つ区別して作られています。
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庭石ひとつにまで由緒ある庭を巡りながら、歴史の重みを持つ本物に間近で触れられることは、鋭い感性を持つ高校生には、一生の記憶に残る貴重な体験だったと思います。

如月の茶の風景2 2015年03月10日(火)13時28分

■2月の活動②■
2月8日(日)
卒業生歓送茶会②(茶会&卒部式編)

緊張の中、茶会スタートです。
正客は茶道部第一期生二期生を束ね、部を盛り立ててくれた(前)部長です。
3年生はみんな、最初は『美味しいお菓子が毎回食べられるんじゃない?』という
食欲!?から始まりましたが、しっかり稽古に通い、短期間で人前でも見事なお点前を披露できるレベルにまで達してくれました。もちろん、美味しいお菓子もたっぷり食べられましたね(笑)…なかなか高校生の日常生活では触れにくい世界に飛び込み、いろいろ経験できたことは今後の人生の大きな収穫となることでしょう。
      【亭主・後見】
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亭主・後見は部長・副部長ペアの担当です。
今回は、水屋の指示や動きもほぼ自分たちでやってもらいました。
指示されて動いているだけでは、いつまで経っても何が必要なのか、何をすべきなのかが理解できませんので…。ちなみに、私(顧問)はちゃっかり茶室内で卒業生と一緒に楽しんでおりました(笑)
      【干し琥珀4種盛り】       【きんとん】
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干し琥珀(こはく)は全部で4色。
緑色は『健康』ピンク色は『恋』水色は『青春』白は『無』という命名です。
きんとんは、『つぼみ』と名付けられ、「卒業生が、大学生となって活躍し、一人一人の花が開いてゆくように」という後輩達の思いを込めています。

茶会の後は、部屋を変え卒部式の形で歓談タイム。
おしゃべりに花が咲き、先輩と最後の記念撮影などで楽しい時間を過ごしました。
      【歓談風景】
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茶会での手作り菓子も大好評で「おいしかった」「作り方教えて」など素直な感想が続々と卒業生から飛び出し、後輩達も「よかった~」と口々に言っていました。
「私らのために、大変やのにありがとう♪」素直な気持ちで感謝の想いを後輩達に伝えられる卒業生達はとても素敵な女性でした。『卒業おめでとう…!』
      【集合写真】
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如月の茶の風景1 2015年03月10日(火)12時51分

■2月の活動①■
2月8日(日)
卒業生歓送茶会①(菓子作り&準備編)

茶道部創部後、活動を支えてきた部員が初めて卒業を迎えます。
残る茶道部員としても一緒に稽古をしてきた最上級生の卒業をお祝いするために、下級生全員で茶会を催すことになりました。

まずは、手作りお菓子をお出ししようということで、菓子作りがスタート!
お出しするのは、まず干菓子として「干し琥珀(こはく)」
固まるまで時間が必要なため、平日の授業終了後、京都市南青少年活動センターの料理室をお借りして和菓子手作りプロジェクト第一弾が始動しました。

      【調理風景】
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      【干し琥珀】…写真は固まった後の完成品です。
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和菓子手作りプロジェクト第二弾は、茶会当日の朝から製作開始。
茶会の準備もあるので、時間との戦いです。

     【きんとん製作風景】
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一方、茶室の準備組は…お客様のお通りになる廊下や、茶室内を隅々まで磨き上げていきます。

      【階段掃除】                【床の間掃除】
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★こういう部分に気を配るのが最も大事なのだと思います。
『目に見える華やかさではなく“目に見えないもの”の大切さ』…
このようなことにふと気づき、無意識に取り組める心こそ、私たちが最も育てたいものなのです。

睦月の茶の風景1 2015年02月16日(月)09時35分

■1月の活動①■
1月22日(木)
初釜①

新年の訪れと共に、茶道部として気持ちも新たにお稽古に臨んでもらうため、
『初釜』を体験しました。

早速、待合にて芳名録への記帳です。毛筆1本で全員かなり焦っています。
綺麗に書きたいという痛切な祈りを込めているからなのか、氏名を書き切るのにやたらと時間が掛かってます。気持ちはよ~く分かりますよ(笑)
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お軸は『心廣體胖春』(こころひろくたいゆたかなる春)
中国の儒教の教えを学ぶ基本書でもある「四書五経」の『大学』の一節である『富潤屋、徳潤身。心廣體胖。』《富(とみ)は屋(おく)を潤(うるお)し、徳は身を潤す。心廣(ひろ)く體(たい)胖(ゆた)かなり。》を用いた言葉です。
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先生のご配慮で『炭点前』も見せていただくことができました。
「羽根《羽箒(はぼうき)のこと》…何で掃くんですか?」
「この白い細いの(白炭のこと)も燃えるんですか??」
部員の素朴な疑問に先生も一つ一つ丁寧にお答え下さいます。

主菓子は『寒椿』(俵屋吉富製) 
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今回の一番重要なミッション!?は『濃茶』です。濃茶は一つの茶碗に『練られた』お茶を複数名で飲み回しますが、その時の客の作法やお約束ごとの基本を知ってもらいたかったからです。
…お茶を「点てる」のではなく「練る」です。
飲むのは初めてという部員もいるので、茶入から茶杓ですくわれる抹茶の量の多さにみんなびっくり!!w( ̄△ ̄;)wおおっ!

どんなものかを経験済みの人は納得できると思いますが、お茶の濃さをたとえるなら「薄茶」はさらっ…ですが「濃茶」はどろっ…です(笑)
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睦月の茶の風景2 2015年02月16日(月)09時30分

■1月の活動②■
1月22日(木)
初釜②

濃茶と共に出される亭主の出袱紗(だしふくさ)は遠慮して用いず、自分の出袱紗に茶碗を載せていただきます。部員に出袱紗までは持たせていないので、今回は普段の点前袱紗を代用しています。ちなみに、藪内流の出袱紗は、例えば表千家の出袱紗と比べるとほぼ一回り大きいのが特徴です。
★出袱紗…お茶碗を載せたり、道具を拝見する時に載せたりするのに用いるもの(綺麗な織りの布)…写真では左側の黄色いものです。
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お茶銘(抹茶の名前)は「滴翠(てきすい)」、お詰め(抹茶の製造元)は「美好園」です。
もう一つ…濃茶の飲み口(茶碗に口をつける位置)ですが、藪内流では同じ場所に重なることなく、次客以降は均等な距離で違う位置を選んで飲み口にしていきます。

お茶入、お茶杓、お仕覆(しふく)の拝見
…お茶入・お仕覆の拝見は全員初めての経験なので、一つずつレクチャーを受けて拝見しながら回していきます。
 お茶入…濃茶の時に抹茶を入れておく陶器製の容器。
 お仕覆…お茶入れの袋。その生地(裂地/きれじ)や織り、文様、時代...etcが
       ポイント。
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引き続き、龍大茶道部のO先生のお点前で薄茶をいただきました。
いつも部員達のお手本になっていただき有り難い存在です。 
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干菓子二つは俵屋吉富製ですが、右手前の白いものは『霜ばしら』
関西ではあまり見かけない物ですが、宮城県の名産品だそうで
固い飴なのかな~と思って口に入れると……衝撃が走ります(笑)
おぉぉぉぉぉぉ~!?噛めばサクッ…あっという間に溶けちゃいます。

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普段、生徒達を指導していただいている龍大茶道部のM本先生からのお年玉代わり?の頂き物です。お心遣い、誠にありがとうございました。

《部員の感想(一部抜粋)》
『初釜』体験について…
★ 全ての作法が初めて見る物だったのでとても興味深かったです。
★ いつものお茶会と違った空気感があって新鮮でした。
★ 一からちゃんとした流れでするのは初めてで、白湯(待合で出される白湯のこと)を飲んだりすることにも驚いた。
★ 本格的で面白かったので自分もやってみたいなと思いました。
★ それぞれの行動には意味が込められていることなども学べた。
★ 先生のお点前を見られてよかった。
 …待合での白湯…彼女たちにはなぜかかなりのインパクトがあったようです(謎)

『濃茶』について・・・
★ 飲む前は抵抗がありましたが、実際に飲んでみると意外においしかったです。どろっとした感じも癖になりました。
★ とても苦かったですが美味しかったです。癖になる味でした。また飲みたいです。
★ 一度飲んだことがあったけれど、その時より美味しく感じた。苦いけどたまに飲みたくなる味だった。
★ どろっとしていて少し飲みにくかったけどお茶の苦みが良い感じで美味しかったです。
★ 濃茶は点てるのではなく、『練る』というところが面白いなと思いました。
★ 濃茶を練るのをやってみたいなと思いました。
 …濃さと苦さに意外と「はまる」つぼがあったようです。

『炭点前・濃茶の作法』について・・・
★ 炉の周りとかを鳥の羽で掃いているところが印象的でした。
★ 普段の作法と全く異なっていてとても興味深かったです。機会があればもっと詳しく知りたいなと思いました。
★ 濃茶の時の作法は普通と少し違って難しそうだなと思いました。回し飲みをするので、客の方もきちんとした飲み方をマスターしないといけないと思いました。
★ 一つ一つの動作にお客さんへの気遣いが込められていたのですごいと思いました。
★ 初めて見る道具が出てきて最初ビックリしたけど、黄色の袱紗(出袱紗のこと)が可愛いと思った。
 …新しい物への興味関心の持ち方もストレートで新鮮です!

お薄(薄茶)は基本なのですが、点てて飲むだけではお茶のほんの一部を知ったに過ぎません。茶道の「メインディッシュ!?」である濃茶をしっかり経験することで、自分達の知らないものがまだまだいっぱいあるということを実感し、より興味を持ってもらうことができたと思います。
お服加減も大変結構で美味しくいただきました。

師走の茶の風景3 2014年12月24日(水)14時17分

■12月の活動③■
12月18日(木)

稽古納め
普段、お稽古場として使わせていただいている美好園さんを大掃除。その後、着替えてプチ・クリスマス茶会♪

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薄暗い部屋の中で、わずかな明かりを頼りにお点前が進みます。
ふと、江戸時代の夜咄(よばなし…夜のお茶事)はこんな感じだったんだろうなぁ~と、部員と全く違うことを考えていた顧問でした…(汗)
本日のお点前担当はY副部長。サンタクロースのコスチュームがクリスマス気分を高めます。
「和」の茶道と「洋」のクリスマス。。。趣向に工夫を凝らし、道具やしつらえでも新たな発想でコラボさせる可能性が茶道の魅力・楽しみの一つかもしれません。

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掛物は画賛で「和光」…一面に雪の降り積む中、一軒の家から漏れるやわらかな光。そんなイメージが広がります。
香合は七福神の「寿老人」…なんで??実は、サンタクロースに見立てています(笑)

お菓子は俵屋吉富の「ホワイトクリスマス」です。
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今年もお稽古お疲れ様でした。また来年はより高みを目指し、自己を磨いていって欲しいと思います。たった一服のお茶を通して人生が豊かなものになっていくことを実感できる高みへ…。

師走の茶の風景1 2014年12月24日(水)14時15分

■12月の活動①■
12月13日(土)
第1回全国高校生茶道フェスティバル歓迎呈茶①
京都府公館(京都府民ホールアルティ)

全国の茶道にいそしむ高校生茶道部員が京都に集い、交流を活発化させると共に日本の伝統文化についてより深く親しみ、次代の伝統文化の担い手となるべく行われる一大イベントです。その歓迎の呈茶席を、京都府内で藪内流を習う西舞鶴高校の茶道部と共に運営させていただきました。裏千家を習う高校の茶道部の席や表千家を習う高校の茶道部で作る席と三カ所に分かれ、それぞれの特長が現れたしつらえで、茶道に興味のある者にとっては非常に楽しい空間だったと思います。

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今回は2F応接室を使わせていただけることになり、応接室のソファーとテーブルを活かしつつ、立礼式でしつらえました。金屏風を背に藪内流の立礼台(福寿棚)を使わせていただくことが出来ました。広い窓からは烏丸通を挟んで御所が一望できました。

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後見担当は原稿のチェックに余念がありません。西舞鶴高校の皆さんと共にお運びや水屋のリハーサルを行っていきました。

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