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茶道部 燕庵稽古 2021年03月18日(木)22時57分

今日は今年度最後の部活日で、午後から藪内燕庵(やぶのうちえんなん)の茶室で稽古をしました。昨年3月に一度予定を立てていましたが、コロナの影響で部活動ができなくなり延期になっていたのです。再びお家元の承諾を得て、ようやく実現できました。

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中高生がお家元の主座敷である緝熈堂(しゅうきどう)で稽古するのは、歴史上初めてのこと。11畳半の広間で、まずは入室や床の間にある掛軸などの拝見の仕方を学びました。学校にはきっちりとした茶室がないため、部員たちとっては良い体験になりました。

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お菓子の方は、京都鶴屋の初桜でした。桜の蕾の形をしていて、膨らむ前の様。京都では桜(ソメイヨシノ)が平年より12日早く開花したばかり。中身は白あんで、とくに桜の風味はしません。

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点前稽古は、緝凞堂と隣接された学市軒(がくしけん)という6畳の茶室で行いました。学校とは違った雰囲気の中で、緝凞堂内に飾られた大きな雛壇や緑の庭園を眺めながら、部員たちは楽しく稽古に励んでいました。

茶道部 春期茶会 2021年03月14日(日)21時38分

今日は晴天に恵まれ、2年ぶりに茶道部の春期茶会を開きました。朝から準備と事前稽古をして、正午席から3席(主席と副席合わせて1席)行いました。

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今回、会場が校内なのは初めてのこと。そして、茶道部OG(卒業生)をはじめ、部員の家族や友人、教員など、26名の来客がありました。前半の主席は第一会議室で、畳での薄茶点前でした。

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後半の副席では、オープンテラスでの立礼点前(椅子に座ってお点前)でした。風が強かったですが、出席の皆様には楽しんでいただけました。部員たちはそれぞれの役割をこなし、日頃の稽古の成果を発揮できたと思います。

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お出ししたお菓子は、主席が俵屋吉富のすみれ(春の花なので)。副席は同じく俵屋吉富で、さくらの形をした干菓子と、黄色い琥珀の蝶でした。

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茶会後は部内でお菓子をいただき、前部長の卒部式を行いました。最後はオープンテラスで記念撮影し、無事に春期茶会を終えることができました。

茶道部 続・事前稽古 2021年03月11日(木)21時14分

本日も前回に引き続き、春期茶会に向けて事前稽古をしました。

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1年生の指導の重点に置き、何度もお運びの練習をしました。繰り返していくうち、スムーズな動きと綺麗な所作へ。水屋での作業も把握でき、なんとか当日を迎えられまそうです。ですが、校内茶会は初めてのため(文化祭茶会は除く)、予定どおりに茶会が進められるか心配ではあります。

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2年生の点前に関しては、先月の稽古から時間をかけましたので問題ないでしょう。

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お菓子の方は、仙太郎のトラ焼「春の香」でした。虎模様に焼かれた和菓子で、桜の花一輪が添えられ、春を感じさせるものでした。

茶道部 事前稽古 2021年03月09日(火)22時20分

いよいよ春期茶会が間近に迫り、今日は本番を想定した稽古をしました。

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茶会当日は、受付や案内係をはじめ、亭主(お茶を点てる人)や後見(亭主をサポートする人)、お運びなど、さまざまな役割があります。誰かどの役割をするかを決め、正午席の主席から順にシュミレーション。

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副席の方は、立礼台を使った椅子席になります。茶会当日はコミュニケーションテラスで行いますが、天気の方も晴れのようなので一安心。現在の部員たちは、茶会自体の経験がないので、細かい指導を受けながら覚えていました。

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茶会前には、必ず当日お出しするお菓子を選びます。俵屋吉富の和菓子5種類から1種類が決まり、何が選ばれたかは当日のお楽しみです。

茶道部 大寄せ稽古 2021年02月16日(火)10時13分

茶道部では、本格的に大寄せを前提にしたお稽古を重ねています。「大寄せ」とは、多数のお客を招く茶会のことです。

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来月の春期茶会は実施予定で、高2生は立礼点前(椅子に座って行うお点前)のお稽古、高1生はお運びの練習を続けています。また、高1生は2名ずつで風炉点前も並行して行い、目に見えるほどの成長が見られます。今年度の高1生は人数が多いのですが、稽古を重ねてきた甲斐があり、「お茶を点てるとこまでできるようにする」という目標が達成できたように思います。

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本日のお菓子は、鶴屋吉信の花のつばらつばらです。つばらつばらの春バージョンで、生地はもちもちしていて、ほんのり桜色の餡が練りこんであります。各自、つばらつばらを食べながらお自服で。

茶道部 新年初稽古 2021年01月12日(火)21時35分

新年が明けて、最初の稽古日でした。3月に茶道部の春期茶会を予定しているので、それに向けて準備を始めました。

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高2生は、久しぶりに立礼。立礼(りゅうれい)とは、机とイスを用いて行われる点前の一つで、彼女たちにとっては昨年の文化祭茶会以来となります。

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高1生の方は、まず風炉点前からお運びの稽古をしました。茶会を催す際、客の人数が3人以上いると、お運びが必要になります。お運びは、点出し(水屋でお茶を点てて、茶席へ運び出す)で、客の前に座ってお茶の出し下げをしなければなりません。前期で1度稽古していますが、あらためて作法を学びました。

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本日のお菓子は、仙太郎の軽羹(かるかん)でした。軽羹と聞くと、「軽羹饅頭」の方が一般的でしょう。弾力のある白いスポンジのようなお菓子です。こちらの軽羹は小豆が練りこんであり、部員たちにはとても好評でした。

茶道部 最終稽古 2020年12月22日(火)09時48分

今日は今年最後のお稽古でした。今月から高2生も講義室に戻り、炉点前も今回で終了です。本来なら4月まで炉点前なのですが、年明けから春期茶会に向けて準備するためです。

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お菓子の方は、クリスマスツリーを形どった末富のキャロルです。

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毎年最後のお稽古で出される和菓子ですが、中に山芋が練りこんであり、はじめて口にした中高1生たちからは「何が練りこんであるんですか?」という声が複数出ていました。

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今年はコロナの感染予防に気を配りながら、なんとか通常のお稽古を続けることができました。

茶道部 茶道フェスティバル 2020年12月12日(土)21時46分

今日は北山にある歴彩館において、茶道フェスティバルが開かれました。茶道フェスティバルとは、全国の高校茶道部の高校生同士が、流派を超え、茶道を通して交流する集いです。毎年12月に京都で開催され、京都府下の高校茶道部が呈茶をして、他府県の茶道部の皆さんをもてなします。

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コロナの影響によって呈茶がなくなり、開催事態も危ぶまれました。しかし、ZOOMを使ったライブ配信という形をとって交流が実現しました。参加人数は制限され、本校からは部長、副部長、顧問の3名が参加。12時に集合して打ち合わせし、14時からスタッフ23名(京都の各高校茶道部員)と、全国の高校茶道部員(各校1名ずつ)をオンラインで繋ぎました。それぞれの部活動紹介などがあり、参考になる点も多かったです。歓迎公演として、京都光華高等学校筝曲部部による、三味線と琴の演奏。また、袋物師である土田半四郎氏の講演もあり、「袋(仕服)が中身(抹茶や茶入)を引き立たせる」というお言葉が印象的でした。

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茶道フェスティバル終了後、控室で土田氏から袋の生地を見せていただき、生地によって手触り感が違うなど、なかなか良い機会になったと思います。部長、副部長は2回目の参加でしたが、今日経験したことや学んだことを、今後の部活動に生かしてほしいです。

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お土産として、呈茶で出す予定だった末富製の和菓子と、祇園辻利の冬霞(粉末抹茶)をいただきました。来年は現高1生が主体になりますが、是非参加して呈茶をしたいものです。

茶道部 炉開き 2020年11月24日(火)22時37分

11月は炉開きの季節ということで、今月より炉点前を始めています。部室では炉を切っていないため、高2生が置炉を使い、炉点前をお稽古しています。

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講義室では、中高1生が風炉点前をしています。現在は部員同士で教え合い、お茶をよく覚えている部員が指導に当たっています。人に教えるというのは大変難しいことですが、人に教えることが自らの学びに繋がります。

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炉開きのお菓子と言えば、亥の子餅です。風味の良いごまが練りこんであり、イノシシの子(うり坊)を形どったお餅です。炉開きにはこの亥の子餅が出され、もともと古代中国の無病息災を祝う「亥子祝(いのこのいわい」という宮廷儀式が起源とされています。旧暦の亥の月(現在の11月)、亥の日、亥の刻に餅を食べれば病気にならないと言われています。

茶道部 現状報告 2020年10月29日(木)21時33分

今日は10月最後の稽古日でした。現況としては、釜4ヵ所設置し、講義室と部室で半々に分かれて稽古しています。ご指導いただいている藪内流の先生、顧問、高2生らが、それぞれ1年生の点前指導にあたっています。

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1年生は割稽古から始まり、今はお茶を点てるところまでです。入部してから4ヶ月が経ちますが、割稽古の成果により、点前作法が身について成長が見られる部員が増えてきました。

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現在の目標としては、年内までにお茶を点てられるところまでマスター。後期終了までには、お仕舞いと拝見ができるまでにすることです。

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本日は、俵屋吉富のハロウィンのお菓子でした。
左がおばけで、中身はピンク餡。右がハロウィン(定番のかぼちゃ)で、漉し餡でした。見た目の可愛らしさと珍しいピンク餡で、おばけの方が部員たちには人気でした。