8月31日、9月1日
地図読み山行 花背~寺山峠~雲取山~芦生~滝谷峠~貴船
3年生が引退し、初めて1年生だけでの山行となりました。今回は地図読みの習得を目指した山行です。花背学舎に宿泊し、夜は講義を受けます。「どれが谷?どれが尾根?」普段から等高線に触れる機会は少ないようで、なかなか苦戦していました。
次の日は地図を読みながら進みます。交互に先頭を変わりながら地形を意識しての山行でした。初めて先頭を歩く経験は緊張感があり、良い経験になったようでした。
<3日目>
5:00出立ー室堂乗越ー奥大日岳ー大日岳 をピストン
(奥大日岳山頂にて)
(雷鳥にも会えました)
<4日目>
5:00出立ー剣御前小舎ークロユリのコル経由ー一服劔ー剣山荘ー劔沢キャンプサイトー別山
予定より遅れ、足の痛みがある部員もいることから、予定していた真砂岳には行かず、別山で折り返しました。
(雪渓の上を通り、一服剱を目指します)
(予定変更となりましたが、別山に登って立山三山を登頂)
<5日目>
ロッジ立山連峰で温泉に入り、疲れを癒して京都に帰ってきました。
5日間を通して、行動中に雨に遭うこともなく、天候に恵まれた山行となりました。皆の日ごろの行いが良かったからでしょうか。
日常では味わうことのできない景色に感動し、皆で協力し合って行動する大切さを実感してくれたことでしょう。新入生にとっては非常に良い経験になったと思います。さて、来年は例年通りに「衣食住」全てを背負って歩く縦走が待っています。しっかりトレーニングを続けておきましょう。
今年度、創部以来初の女子部員を迎えたワンダーフォーゲル部でしたが、今年も8月4日~9日の日程で夏合宿へ行ってきました。
1年生が多く、未経験者が多数ということも考慮し、無理のないプランで、且つアルプスの醍醐味を存分に堪能できるコースを教員主導で考えました。雷鳥沢キャンプ場をベースに、立山三山、大日三山を巡るコースです。
<1日目>
7:00学校出発ー 立山駅着 ロープウェイと高原バスを乗り継ぎ、室堂に着。
幕営、雨対策を入念に行い、初日の夕食は2種類の鍋料理を作りました。夕食後、別のテントに宿泊されている方からのご好意で、高山植物チングルマの立山固有種がある場所まで案内していただき、ご説明をしていただきました。非常に珍しいものとのことでした。
(通常チングルマは白色であるが、これはうっすらとピンク色が入っている。名前が面白いといって笑いが止まらなくなっている生徒もいましたが・・・ピンク色のものはタテヤマチングルマと呼ばれることもあり、非常に希少!)
<2日目>立山三山
5:00出立ー室堂平に折り返し、浄土山ー一ノ越ー雄山(雄山神社)ー大汝山ー富士ノ折立ー大走りから雷鳥沢へ戻りました。
後半へ続く
6月月例山行(15日~16日、比良山系)
荒天予報の中、テントサイトのげんき村に到着、施設の方のご厚意で、東屋の下にテントを張らせていただきました。ちょうど夕食時に激しい雷雨、お陰さまで風雨にさらされることなく食事をとることができました。
翌朝5時出発、霧雨はありましたが、レインウェアを着るほどでもなく、かえって涼しくて6月の山歩きには絶好のコンディションとなりました。アップダウンのあるリトル比良のロングコースを全員頑張って、予定の時間より1時間早く歩き切りました。
ゴールの近江高島の道路端でラーメンを食べていると、近所のおばあさんからアイスコーヒーとお茶の差し入れをいただきました。ここでも人の温かさに触れた山行となりました。
次はいよいよ夏のアルプスに向けた“ボッカ山行”、それなりの重量を背負うことになります。トレーニングをしっかりして、次回に山行に臨みましょう。
5月月例山行
1年生男子3名、女子4名がはじめてのテント泊を体験しました。
1日目は午後に学校を出発し、出町柳から花背峠までバス移動、和佐谷を経て学舎に到着し、幕営、食事まで始めてづくしながら順調に進みました。ただ、学舎前は虫が多く、賑やかな洗礼を受けたようです。ご飯炊きも成功し、ビーフシチューも問題なく作れました。屋外で食べる食事のおいしさを味わってくれたようです。20時頃に就寝をしたのですが、皆眠れたでしょうか?楽しそうな声も遅くまで聞こえていました。
異例の暑さを考慮し、2日目の起床を早めました。5時半に出立、和佐谷へ登り返して百井へ、天ヶ岳~金毘羅山を順調に踏破。しかし、やや遅れ始めるメンバーも出てきたため、予定の瓢箪崩山へは登らず、江文神社から大原へ抜け、バスで京都駅まで帰ってきました。さすがに帰りのバスでは疲れが見えたようでした。
初めてのテント山行は大きな経験になったと思います。あとは慣れてくるにつれてチームとしての動きを覚え、積極的に山行に関わってくれることを願っています。
2019年4月21日(日)
新入生歓迎山行 修学院〜雲母坂〜比叡山頂〜近江坂本
天気も良く、絶好のハイク日和となりました。
今年の新入生の体験山行は7人で、久しぶりの賑やかな山行となりました。
予定から遅れることもなく順調に進むことができました。
行き交う人たちと挨拶をし、木の種類を質問し、景色に歓声をあげ、新入生たちは山を楽しむ素質十分だと感じました!
後半は少し疲れも見えましたが、心地よい疲労感と達成感を味わってくれたのではないかと思います。
体験山行に参加できなかった新入生も引き続き、入部を募集しています。
2019.3.22-3.23 3月山行
1日目:北小松駅~げんき村~楊梅の滝~涼峠~ヤケ山~ヤケオ山~釈迦岳~八雲ヶ畑
2日目:八雲ヶ畑~コヤマノ分岐~武奈ヶ岳~北比良峠~ダケ道を大山口へ~比良駅
残雪の状態を探りながらの山行となりました。ヤケ山~ヤケオ山は強風が吹き荒れ、過酷でしたが、雨が降らなかったことが幸いでした。
夕食メニューはキムチ鍋(ラーメン追加)でした。2日目はザックをテントに置いて、武奈ヶ岳ピークを目指しました。天気もよく、心配された残雪も歩きやすく、快適に登山することができました。
新年度となりました。新しい部員に会えることを楽しみにしています。
■活動目的
10年前に女子を受け入れた際「山岳部」より「ワンダーフォーゲル部」に名称変更をしました。それ以来、自然を愛し、山を愛し環境を考える生徒を受け入れてきました。高体連登山部に所属していますので年に2回(5月高校総体・11月高校登山選手権大会)に出場しますが、基本的に京都近郊の山に入り幕営を中心に山歩きを楽しみます。衣食住を背中に背負っての山行は、幕営技術・炊事・登山技術・読図等のスキルアップを目指し、非常時に役立つ技量を身につけます。卒業生には大学で山岳部に所属してリーダーになった人や、滋賀県の山岳救助隊の副隊長になった人もいます。
■部員
現在 2年 8名 (男子5名、女子3名)
1年 6名 (男子6名) 2020.8月現在
■活動時間
平日 基本的に自主トレーニングのみ
土日 月一回のペースで幕営山行
■活動場所
京都北山・比良山系等
■本年度の記録
なし
■主な予定
7月下旬 北アルプス合宿(4泊5日)
3000m級の山々を縦走します!
<注:2020年度は合宿をはじめ、すべての宿泊を伴う山行はしばらくの間自粛となります。>
今年も残りわずかとなりました。今年最後の山行です。
今回は卒業生OBが5人参加してくれました。久しぶりに賑やかな山行となりました。バスで鞍馬を越えたあたりから雪景色となり、花背峠は京都市内とは比べ物にならない冷気に包まれていました。
花背平安学舎で先月と同じキムチ鍋で温まり、極寒の中で眠りました。OBたちは久しぶりの山が懐かしかったようで、星を見に行くなどロマンチックに過ごしたようです。
翌日は天候にも恵まれ、全員元気に行程を終了しました。
OBのみんな、山で同窓会ができる仲間というのは素敵ですね。また、ぜひ参加してください。
(写真がブレて申し訳ありません)
花背の平安学舎に宿泊し、寺山峠-雲取山-芹生峠のルートを地図読みをメインにした山行をしました。
ルートの随所に多数の倒木がありました。細い木だけでなく、相当な樹齢を持つ巨木ですら、根こそぎ倒れており、2ヶ月前の台風の脅威を改めて感じました。
GPS機能が便利になっている昨今ですが、やはり地図読みの大切さは登山には必須です。いつもなら素通りしてしまうような場所も、一つ一つ確認しながら歩き、普段とは違った楽しみ方ができたようです。
天気にも恵まれ、有意義な山行となりました。