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神無月の茶の風景4 2014年10月31日(金)13時14分

■10月の活動④■
創部記念秋期茶会②
【本席床の間】
掛け物は先代家元 猗々斎竹風宗匠(いいさいちくふうそうしょう)筆「洗心」
花生(はないけ)は朝日焼 仁清写細筒花生(にんせいうつしほそづつはないけ)
香合(こうごう)は南米イッペイ樹 扇面形(せんめんがた)菊絵

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「心を洗う」そんな感覚、凡人である私をはじめ一般人はなかなか思いつきませんね~。美しい景色を見たり感動的な出来事を聞いたりすると「心が洗われる」と言ったりしますが、改めてこういう掛物を見ると、あー手とか体とか外面は一生懸命洗うけれど、心は汚れっぱなしだなぁと…。
棚は帛紗棚(ふくさだな)…中段の棚が帛紗を畳んだ形に似ていることからの命名だそうです。
招待席では藪内紹由若宗匠(やぶのうちじょうゆうわかそうしょう)を正客にお迎えし粛々と進みました。

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保護者の方々、部員の高校内外の友人、平安高校の教職員の方々、龍谷大学、京都女子大学の茶道部の方々、藪内流関係の方々など様々な方がお忙しい中お越しいただき盛会のうちに終えることが出来ました。

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部員達も本格的な初のお茶会で、充実した時間を過ごすことが出来ました。
まだまだ不手際も多くご迷惑をお掛けしたかと思いますが、年々スキルアップして来年、再来年と年を重ねるごとに堂々としたお点前と気持ちの良いおもてなしが自然に出来るよう日々精進してまいります。