今日のお稽古は炉開きで、ようやく炉点前に切り替わりました。炉点前は11月から翌年4月までするお点前で、寒い時期のためお客さんに温かい火を近づけます。
本来なら炉が切ってある(畳を切って下に設置)のですが、部室のような状況の場合は置炉を使います。
今回珍しく高1生ばかりだったため、まず先生が手本に炉点前をされました。皆、初めてのお点前を黙々と見ていました。風炉点前とは違い、炉縁に合わせて斜めに座ってお点前をします。茶道具の置き位置が変わり、座る向きも変わるため混乱しやすいかもしれません。
主菓子の方は、俵屋吉富の雲龍でした。京都でも有名な銘菓で、国産の粒餡と村雨餡を手巻きし、雲に乗る龍の姿を表現したお菓子です。ちょうど雲龍と白雲龍の2本があり、部員たちも十分に堪能していました。