先のブログでプラナリアの飼育開始をアップしましたが,その後順調に増え続け,総数が60匹を超えるまでになりました。
そこで,関係の書籍やネットの情報を参考に,プラナリアの再生実験を行うことにしました。
プラナリアは「扁形動物」に分類され,再生力が非常に強い生物として知られています。からだを数個に切断されても,それぞれの切片から一匹ずつに再生することができます。
メカニズムとしては,切断面の細胞がいったん未分化な状態に戻り,そこから頭やからだが再生するのですが,この仕組みは京都大学の山中伸弥先生で知られるiPS細胞と共通する部分もあり,注目されている生物でもあります。
今回は初めての実験として,部員の希望者5名が,プラナリア1匹ずつを切断しました。
ただ切断したのでは自身の消化液でからだが分解してしまうので,一週間前から絶食させ,切断時には凍らせた氷の上にろ紙を敷き,冷たさで活動を鈍らせたところを切断しました。
一応は切断が成功したようですので,今後それぞれの切片からどのように再生していくかを毎日観察していくことになります。
結果が非常に楽しみです。