11月は炉開きの季節ということで、今月より炉点前を始めています。部室では炉を切っていないため、高2生が置炉を使い、炉点前をお稽古しています。
講義室では、中高1生が風炉点前をしています。現在は部員同士で教え合い、お茶をよく覚えている部員が指導に当たっています。人に教えるというのは大変難しいことですが、人に教えることが自らの学びに繋がります。
炉開きのお菓子と言えば、亥の子餅です。風味の良いごまが練りこんであり、イノシシの子(うり坊)を形どったお餅です。炉開きにはこの亥の子餅が出され、もともと古代中国の無病息災を祝う「亥子祝(いのこのいわい」という宮廷儀式が起源とされています。旧暦の亥の月(現在の11月)、亥の日、亥の刻に餅を食べれば病気にならないと言われています。