今月の一文字は、高2の佐々江花音さんが書いた「葵」です。
「のびきつて 夏至に逢ふたる 葵かな」 正岡子規
葵は、いくつかのアオイ科の植物の総称、あるいは主にタチアオイの別称として使われます。この子規の俳句ではタチアオイを指しているそうです。タチアオイはアオイ科タチアオイ属の多年草で、地中海沿岸地方原産。観賞用・薬用として中国を経て移入されました。6~7月に花を咲かせますので、ちょうど今時分にぴったりな一字です。もう少し先では「向日葵」もイメージできそうです。
現在、本館3階講堂前にて展示中です。ご講評いただけますと幸いです。