炉の季節に入ったことから、今日は炉開きをしました。電熱ではありますが、和室は炉を切っています。寒い時期は、釜の火を客に近づけるのです。
ようやく校内できっちりとした炉のお点前ができるようになりました。藪内の先生が点前をされ、ポイントを解説されました。炉は炉縁に合わせて斜めに座り、道具を置く位置も変わります。
2年生は初めての点前でしたが、基本の点前が身に付いているため、さほど難しさを感じていない様子でした。今後は炉点前を稽古していき、3月の春季茶会でご披露できればと思います。
1年生の方は茶会の稽古を終えて、再び割稽古に戻りました。先輩の指導のもと、釜3ヵ所で順番に風炉点前をしました。「もう一度点前がしたい」と意欲もあり、前半(お茶を点てるところまでの作法)を覚えるまで早いかもしれません。
本日のお菓子は、七福堂老舗の亥の子餅です。いのししの子(うりぼう)を模しており、炉開きの際に用いられます。亥の子餅は、無病息災を願って旧暦の亥の月(現在の11月)に食べられる伝統的な和菓子です。ニッキが効いていて、部員たちも好評でした。