HEIAN クラブ 紹介 クラブ紹介ブログ

記事一覧

皐月の茶の風景 2015年05月31日(日)19時18分

■5月の活動■
5月7日(木)
新入生稽古2回目

新入生にとっては、本格的なお稽古は二回目になります。前回同様、先生や先輩が直接指導に当たり、いろいろなことをその都度教えていきます。
今回は、普段お家元の裏を取り仕切りお忙しい I 先生もお越しいただき、新入生も直接指導を受けることができました。上級生からは親しみと尊敬の念を持って「師匠」と呼ばれる I 先生です。
ファイル 192-1.jpg
今回から早速、水屋にも入ってやるべきことを少しずつ習っていきます。
お点前はもちろんですが、裏方である水屋の役割や仕事も理解していかなければなりません。水屋がうまく回るかどうかで、茶会の成否が決まってくるような重要な役割です。
ファイル 192-2.jpg
3年生も自分のお稽古はもちろんですが、下級生の指導にも当たります。自分がしっかり理解できていないと指導もおぼつきません。下級生を実際に指導することで、より一層自分のお点前もしっかりしてくるという効果も生まれます。
ファイル 192-3.jpg

残念ながらお稽古は、指導者や場所などさまざまな条件から毎日のように行うことはできません。それ故に、稽古日が少ない分、学業へのしわ寄せもほとんどないはずなので、部員には平生の学業面での手抜きを強く戒めています。その上で毎週の限られた稽古日を非常に大事にしてもらいたいと考えています。
また、稽古の一回一回が勝負です。短い時間内で如何に多くの事を感じ学ぶかによって成果が変わってきますし、茶道が「大人のたしなみ」である以上、精神性の成熟も求められます。ある一定のレベルに達すれば自己研鑽も必要になります。是非とも3年間で勉強と部活動の「高いレベル」での文武両道を成し遂げてもらいたいと思っています。