5月18日(土),ネイチャー部で自然観察会をおこないました。
この日は高校総体で学校としては自宅学習日でしたが,運動系クラブは各会場で試合が行われています。そこで,文科系クラブも活動を!と実施したものです。
今回の観察会の場所は,これまでにクラブで何度か訪れたことのある,西京区の「桂坂野鳥遊園」です。
この施設は京都市の桂坂小学校と大枝中学校の北側にあり,周囲をフェンスで囲い,人が立ち入れない「バードサンクチュアリ(野鳥の聖域」とそれを観察できる「観鳥楼(かんちょうろう)」や,施設の北側の山を散策できるハイキングコースなどが備わっています。
京都駅からバスで現地まで移動し,まず観鳥楼でバードウォッチングをおこないました。この施設はガラス張りの室内から,双眼鏡や単眼鏡でじっくり野鳥を観察できます。
最初は池の奥で休んでいるカルガモしか見えませんでしたが,その後カイツブリが現れ,エサ取りに何度も池に潜る姿が観察できました。
野鳥観察の後,施設の東側からハイキングコースに入り,植物や展望所からの眺めを楽しみながら1時間ほどゆっくりと山道を歩きました。
山道の脇には,ウラジロ(シダの一種)の新葉や,少し盛りを過ぎたヤマツツジの花を見ることができました。
散策の後,休憩を兼ねて観鳥楼に戻ったときに,最後に「渓流の宝石」といわれるカワセミが池の上を横切り,皆が歓声を上げていました。
京都市内で交通の便も良く,身近に野鳥を観察できる施設ですので,また季節を変えて観察会を持ちたいと思います。