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文月の茶の風景2 2015年08月03日(月)18時20分

■7月の活動②■
7月16日(木)
祇園祭宵山稽古
当日は、祇園祭(前祭)の宵山…台風が近づく中でのお稽古でしたが、祇園祭の風情を少しでも楽しもうと思い、お菓子を事前に注文しておきました。
今回のお菓子は「柏屋光貞(かしわやみつさだ)」さんの「行者餅(ぎょうじゃもち)」です。祇園祭の宵山のみ発売されるレアなお菓子です。…要予約!

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行者餅とは…疫病がはやった1806(文化3)年、「柏屋」の祖先、四世利兵衛が山伏として修行中に夢枕に現れた役行者(えんのぎょうじゃ)のお告げに従って行者の衣を模した菓子を作り、祇園祭の役行者山に供えたのが始まりと伝えられています。小麦粉と砂糖の生地を薄く焼き求肥餅の上に、粉山椒を混ぜた白味噌餡が塗られ折り畳まれており、行者(修験者)の篠懸(すずかけ…法衣)を畳んだ形をかたどっているのだそうです。
山椒の味が効いていて非常に癖になる味わいです。私も毎年のリピーターです(笑)部員全員で宵山気分を味わいつつお菓子をいただきました。

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部員たちは、こんなお菓子もあるのか~と美味しそうにぱくついていました。
山椒の味がかなり効いているので、山椒が苦手な人には向きませんが大人の味わい!?です。
今回のように、行事を意識しながら季節を感じることも非常に大切なことだ思います。京都市外から通学している部員も多いので、京都の夏の風物詩の一つでもある祇園祭とその雰囲気を少しでも自分の心と体で身近に感じてもらえるとありがたいです。