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文月の茶の風景3 2015年08月04日(火)13時20分

■7月の活動③■
7月29日(水)
夏期集中稽古1日目
二日間、朝から夕方まで通しでお稽古三昧です。
今年度は、大胆に泊まり込みの稽古合宿を・・・と画策してみましたが、同時期に開催される高校総体の関係で宿舎が押さえられず・・・。次年度以降の持ち越し検討課題となってしまいました。運動部でもないのに合宿?と私も以前は思っていましたが、大学の茶道部では一週間近く泊まり込みでお点前の猛特訓をするのだそうです。まさに「お茶漬け」です(笑)その経験を経ることで、習い始めて短期間でも自信を持ってお点前が出来るようになるとのことでした。

今回は、美好園さんの中の部屋を3カ所も使わせてもらい、稽古が同時進行で進んでいきます。また、龍谷大学茶道部釣寂会の皆さんが指導のお手伝いに来て下さいました。心強い限りです。

朝一からまずは浴衣の着付けを行ってお稽古スタートです。希望者は浴衣着用でお稽古可能ということにしておきましたが、浴衣率が異常に高い。。。。。着付けがなかなか終わりません。上級生は今までにも浴衣を着た経験は何度かありますが、自分でしっかり着付けができる者もいれば、まだまだおぼつかない者もいます。まして、1年生はかなり怪しい状況です。で、この際、全員がきっちり自分で着られるようになってもらおうと企画しました。加えて、本来の姿である着物を着てのお点前にも近く、ある程度対応できる経験を積ませるためにも絶好の機会です。

ファイル 199-1.jpg 

上級生はお点前の稽古、1年生は割稽古(わりげいこ)で進んでいきました。広間での上級生のお点前には、1年生もお運びやお客として稽古に参加します。
「割稽古」・・・【お点前の一連の流れを分割して、部分ごとに練習する方法。】

ファイル 199-2.jpgファイル 199-3.jpg

高3生が中1生を指導する…の図。
お姉さん方が丁寧に指導していますがなかなか苦戦しているようです。中学生も一生懸命やっていますが、なかなかうまく伝わらないようです。一言、ジェネレーションギャップを感じる…とのことでした(笑)

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朝から浴衣を着て、正座をする時間も長かったので、さすがに夕方にはみんなへとへとになっていました。

ファイル 199-5.jpg

毎回、お稽古の締めは、全員が広間に集合して、先生からの講評を聞き、最後に「黙想」を行っています。部長の号令と共に全員が目を瞑り一日を振り返りつつ心を鎮めていきます。