10月22日(火) 参加者:全員 記入者:2年
今日は石橋先生が来てくださり、橿原考古学研究所附属博物館で秋季特別展として開かれている「甲冑 – 古墳時代の武威と技術」展にかかわるお話をしてくださいました。石橋先生によると、「甲冑」の「甲」が胴を覆う鎧、「冑」が兜のことを指すのだそうです。「甲」について、古墳時代中期ごろまで用いられた「短甲」、朝鮮半島から伝わり古墳時代中期以降に用いられた「挂甲」といった形式面、弥生時代までの木、それ以降の青銅・鉄といった材質面を教えていただきました。また「冑」に関しても、通常の兜、庇付、衝角付という3つの形式についてお話しいただきました。さらに、古代の甲冑研究に多大な貢献をされた故 末永雅雄先生の功績についても知ることができました。
考古学はモノから歴史を紐解く学問。「甲冑」展のように実際のモノにふれることのできる機会には、積極的にかかわっていきたいものです。