先週の6・7日の2日間,高槻の生命誌研究館で毎年おこなわれるサマースクールに,ネイチャー部の生徒4名が参加しました。
先日参加した実験室見学ツアーは,半日各研究室を見学する催しですが,このサマースクールは,実際の研究室の実験内容の一部を2日間で体験するという本格的なものです。
今回,ネイチャー部からは,「DNAから進化を探るラボ」「チョウが食草を見分けるしくみを探るラボ」「表現を通して生きものを考えるセクター」の3つに分かれて参加しました。
ラボによって内容はさまざまですが,実際の大学の設備を使ったDNAやRNAの抽出や分析,生命に関する科学的な知識を元にした造形物の作成などに,それぞれが取り組むことになりました。
ラボの実習では,貸与された白衣に身を包んだ部員たちが,慣れない用具や作業と格闘しながら,真剣に実験に取り組んでいました。また,表現セクターでは,「チョウと食草園」をテーマに,様々な素材を用いて製作しました。
2日目の夕方には,各ラボやセクターの発表がおこなわれ,最後に館長の中村桂子先生から,参加した一人一人に修了証が手渡されました。
長かったようであっという間の2日間でしたが,クラブ員たちは大学院での研究内容を垣間見ることができる,貴重な体験になったようです。