この2日間、炉開きの稽古をしました。今年は1ヵ月遅れとなりましたが、平点前テストに合格した2年生は、藪内流の先生と主顧問の指導のもと、次のステップへ進んでいます。
茶道具の位置が変わり、炉縁に向かって斜めに座ることから「難しいです」という返答がありました。しかし、風炉点前が身に付いていれば上達できるでしょう。
1年生の方は、風炉点前の稽古を続けています。2年生に教えてもらいつつ、Surfaceで点前動画(藪内流の先生の点前を撮影した動画)を観て自主練し、1年生同士で教え合いもしています。その積み重ねがあって、点前をよく覚えて成長がうかがえます。
今回出したお菓子は、満月の阿闍梨餅です。京都では定番のお菓子で、比叡山で千日回峰行(7年かけて行う修行)に挑む阿闍梨(堂入り後に与えられる称号)がかぶる網代笠を形どったものです。粒あん入りのモチッとした皮が特徴で、部員たちにも知られているお菓子です。