本日、考古学クラブに所属する中学生2名と高校生6名、顧問2名とで秋の遠足見学会に出かけました。行き先は滋賀県大津市の史跡石山貝塚、石山寺です。石山貝塚は瀬田川に面しているのでやや肌寒かったですが、時折日も照るなか程よく歩き、見学もできました。
石山貝塚といえば、考古学クラブが誕生するきっかけとなった遺跡で、現在遺跡は石山寺の駐車場の下に眠り、観光会館に展示してある剥ぎ取り断面で貝殻や獣骨、土器などが積み重なった調査当時の様子を見ることが出来ます。「どれだけ貝が好きやってん」という部員の感想がありました。夏に貝を獲って土器で煮て、日持ちをよくして数ヶ月くらい食べたのでしょうか。縄文時代の保存食です。
せっかくなので、と訪れた石山寺は、本当に石の山の上に建っていましたね。
これからは、学校の陳列室に並んでいる石山貝塚の遺物を、これまでよりも少しは身近に感じられるでしょうか?