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ワンダーフォーゲル部 夏合宿 北アルプス(7月31日~8月4日) 2016年08月07日(日)13時05分

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ワンダーフォーゲル部 夏合宿

<上高地徳沢-長塀山-蝶ヶ岳-常念岳-大天井岳-燕岳>

1日目 学校出発→上高地バスターミナル→徳沢キャンプ場
7:00 京都は晴天、各自持ち物、団装を確認し、マイクロバスで出発します。12:20頃長野県上高地バスターミナルに到着→初日は山には入らず、徳沢まで平地を歩きました。

2日目 徳澤出発→長塀山→蝶ケ岳
 早めに到着したこともあり、素晴らしい景色の中、各自贅沢な時間を山頂で過ごしました。しかし、炊事・夕食の準備を済ませ、さあ皆で食事をしようという時に、突然の豪雨に見舞われました。各自がコッヘルにパスタを押し込み、自分のテントに逃げ込みました。雨はその後、一晩降り続き、幾つかのテントは浸水してしまいました。側溝を掘ること、テントを建てる位置の大切さを再認識しました。

3日目 蝶ケ岳→常念岳→常念小屋テント場
 昨日の雨で眠れない夜を過ごした部員たちでしたが、夜中2時ころに雨は上がり、日の出と穂高連峰の素晴らしい景色を見ることができました。気持ちも前向きに出発します。昨夜の雨でテントが水を含み、かなりの重量になっていますが、それでもなんとか常念岳を登りきり、テント場に到着しました。昼食をとり、一ノ沢まで水を汲みに向かいましたが、ここで昨日と同じように大雨が降ってきました。水は入手したものの、この豪雨の中では、炊事ができません。ずぶ濡れになりながらも2・3年生が率先して食事を作り、各テントに運んでくれましたが、やはりこの日もテントが浸水した班もありました。
 縦走初体験の一年生が多いこと、部員の体力の消耗、明日も天候が悪いことなどを考え、残念ですが、ルートを変更せざるを得ませんでした。大天井、燕岳のロングラン縦走を諦め、一ノ沢を下ることにしました。

4日目 常念小屋→一ノ沢→須砂渡キャンプ場
 一ノ沢を下りきり、キャンプ場まで歩きましたが、近くに来ているのにどうしてもキャンプ場までの近道がなく、周り道をせざるを得ませんでした。かなりの距離を歩いた後、ようやくキャンプ地に到着です。

5日目 ほりでーゆ 
 朝から天気もよく(しかし山頂はやはり雨のようでした)、テントや装備を乾かし、帰りの準備は万全です。温泉につかり、食事を取り、京都へ戻ってきました。

 今回ルート変更を余儀なくされましたが、部員の一人が言っていた「天候次第なところも、また山の魅力」という言葉が象徴的でした。私も1年生もはじめての本格的な縦走ということで、思い通りにはならない山の厳しさの洗礼を受けたように感じます。しかし、ゴミを出さない、水を大事に使う、自分のことは自分でやる、団のことは協力してやる、という素晴らしい経験が出来たのではないかと思います。(文責:若宮)