久しぶりのブログの更新です。一昨日の日曜日,秋の京女の森の自然観察会をおこないました。
当日は薄曇りの空模様の中で,京都女子大の学生さんや一般の方々と合同の観察会になりました。
10月下旬の北山では,さすがに市街よりも肌寒さを感じるものの,まだ紅葉には時期が早く,一部の広葉樹でうっすらと紅葉や黄葉が見られる程度でした。
今年の秋は雨が多いため,林床にはコケやキノコが多く見られ,それらをゆっくりと観察しながら歩きました。
尾根筋をしばらく歩いたところで,恒例の巨大アカマツの倒木の枝切りをおこないました。このマツは,雪の重さで倒れてから数年以上経っていますが,今でも枝をノコギリで切ると松ヤニがいっぱい詰まった断面を見ることができ,鼻を近づけるとマツの材の良い香りが漂います。
昼食後,林道沿いにゆっくりと出発地点に戻り,温かいお茶とお菓子でほっとひと息ついた後,帰路につきました。
12月に入るとこの場所は2メートル以上の雪が積もり,簡単には入ることができなくなります。
来年の春までしばしのお別れです。