今日は午後から楽茶碗作りを体験するため、清水焼の郷会館を訪れました。今回は高2生5名(+顧問2名)が参加し、川嵜和楽先生にご指導いただきました。
みんな初めての経験で、終始無言で真剣にお茶碗を削っていました。
手順としては、まず高台(茶碗の底の台)からいろいろな道具を使い削っていきます。続いて胴の部分を削り落とし、自分の好きな形に仕上げていきます。茶碗自体が結構重いので、茶碗を片手に持って中を掘って軽くします。それと平行して、口縁も薄くしていくことで、綺麗な形のお茶碗の完成です。
最後は高台の横に名前を書き、赤か黒かを選んで終了です。主に削るだけの作業ですが、どこまで削っていいのかが難しい。確認しながら削らないと、穴が開いたりひび割れを起こします。もしそうなったときは、先生方が修復のサポートをしていただけるので安心です。
楽茶碗は2個作りましたが、実際どのように出来上がってくるかが楽しみです。「削るのが難しかったけど楽しかった」というのが生徒たちの感想。生徒たちにとっては良い経験になったと思いますし、今後楽茶碗の見方も違って見えてくるのではないでしょうか。