8月の初日の今日,ネイチャー部の自然観察会をおこないました。
今回は普段の観察会に加えて,東山トレイルの登山道の案内板を移設する作業のお手伝いをしました。
この案内板は,クラブで良くお世話になっている京都女子大学名誉教授の高桑先生が,10年ほど前に学生たちと製作し,設置する時にお手伝いをしたものです。今回,看板の脚部の老朽化を機会に,見やすい向きと位置を考慮し,移設することになりました。
一口に移設と言っても簡単ではなく,まず東山森林事務所の方々が,設置場所の伐採や草刈りをするところから始まりました。部員たちは,その作業で出た枝葉の移動や,伐採された樹の切断作業を担当しました。
案内板の土台部分の穴掘り作業は森林事務所の方々がおこない,部員たちはその間に土台部分に埋め込む岩を集めました。穴掘り作業の途中では,大きな山ミミズ(たぶんシーボルトミミズ?)が見つかり,部員たちは興味津々で観察していました。
案内版の土台を穴に下ろして,土砂を埋め戻す作業をお手伝いして,移設作業は無事終了しました。
お昼休みをはさんで,1時間ほどそのルートでの自然観察をおこないました。
いつもの観察会とは違う内容で,部の生徒たちも喜んでいましたし,普段歩いている登山道を維持・管理される方々の苦労も体験することができ,大変有意義な観察会になったと思います。