8月2日の土曜日の夕方から,高槻市上牧町~道鵜町間(阪急上牧駅から徒歩15分)にある「鵜殿のヨシ原」にて,自然観察会を実施しました。
この「鵜殿のヨシ原」は,淀川右岸の河川敷に広がる75ヘクタール(甲子園の18倍!)の葦(ヨシ)を中心とするフィールドです。
今回は,ここでツバメの群れのねぐら入りの観察をおこないました。あまり知られていないことですが,ツバメは民家の軒先などで子育てを終えた後,夏の終わりに南へ渡りをする前に,大きな群れをつくって渡りに備えて栄養を蓄えるそうです。
夕方5時から河川事務所の山崎出張所で,講師の先生からツバメの生態について説明を受けた後,小雨模様の中,観察場所の葦原に移動しました。
少しずつ空が暗くなる中,街の方向からツバメが集まりはじめ,文字通り「雲霞の如く」ツバメの群れが頭上を覆いました。
小雨模様の天候が逆に幸いし,ツバメが低空飛行で集まったため,頭のすぐ横をツバメが通り過ぎることもしばしばでした。
推定3~4万羽といわれる群れですが,引率の講師の先生もこれほどの規模の群れを見るのは初めてということで,生徒たちも夢中になってツバメの姿を目で追っていました。
夕方~夜にかけての観察のため,写真でお見せできないのが残念ですが,生徒たちは大満足で無事観察会を終えることができました。