8月の18~19日の2日間,京都府私立理科研究会の夏季現地研修会に参加してきました。
この研修会は,京都の私立高校の理科教員による研究会が主催するもので,今回は本校から高校1年生1名,中学1年生3名と教員1名が参加し,他に大谷,京都橘,立命館宇治から教員や生徒が参加しました。
一日目は,長野県飯田市上村にある標高800m〜1,000mの最大傾斜38度の傾斜面に点在する耕地や家屋からなる「下栗の里」や,日本を縦断する「中央構造線」の断層地形などを見学しました。
二日目は,木曽駒ヶ岳で登山行動と自然観察をおこないました。木曽駒ヶ岳は,長野県上松町・木曽町・宮田村の境界にそびえる標高2,956mの木曽山脈(中央アルプス)の最高峰です。
駒ヶ岳ロープウェイで標高2,650 mの千畳敷カールまで一気に上がり,氷河地形と高山植物のお花畑を眺めながら,山頂を目指しました。あいにく山頂付近は雲の中で,気温13℃,時には雨が吹きつける天候でしたが,再び千畳敷カールに降りてきたときには雲も晴れ,青い空と白い雲と緑の高山帯の絶景に,生徒たちも皆歓声を上げていました。
一泊二日の日程でしたが,大変密度の濃い内容で,多くの体験と勉強ができ,非常に有意義な研修会になったと思います。