4月29日の日曜日に,毎年恒例の自然観察会を行いました。
今回の観察会は,本校からは生徒10名が京都府私立中高理科研究会が開催する春期自然観察会に参加する形での実施となりました。
今回の目的地は,昨年ドローンによる計測で日本一高いことが判明した,京都市左京区にある「花背の三本杉」です。
マイクロバスを花背の大悲山峰定寺(だいひざんぶじょうじ)の手前で降り,そこから30分ほどなだらかな坂道を登ると三本杉にたどり着きます。
当日は天気にも恵まれ,参道の入り口ではシャクナゲが大輪の花を咲かせていました。
ネイチャー部としては以前にも何度かこの三本杉を訪れましたが,これまで同様迫力ある姿を見せてくれました。
ただ,テレビや新聞などで有名になったためか,杉の周囲にはロープが張られており ,以前のように直接木肌を触ったり,周りを廻ったりすることができないようになっていました。
多くの人が訪れるようになり,皆が根を踏むと樹が弱るため,仕方のないことではありますが,以前訪れた部員たちも残念がっていました。
そこから道端の植物を観察しながら,30分ほど山道を登り,尾根沿いの道を新緑を楽しみながらゆっくりと歩きました。
最後は山村都市交流の森に到着し,再びマイクロバスで帰途につきました。
今回の観察会は,好天の下でゆっくりと自然観察を楽しむことができましたが,三本杉が有名になったことと,自由に触れられなくなったことには,自然の保護について部員たちも考えさせられるところがあったようです。