4月29日(月・祝)に毎年恒例の春の自然観察会を行いました。
この観察会は,京都府私立中高理科研究会が開催する自然観察会に,本校から生徒6名が参加しました。
今回は,左京区花背にある本校の花脊学舎を出発点に,寺山峠を経て雲取山までを往復するルートを歩きました。
当日は午後から雨の予報で,雲も多く肌寒さを感じる天気でしたが,その寒さのためか,花脊の集落では桜がちょうど見頃になっていました。
マイクロバスを旧花背小・中学校の前で下車,本校の花脊学舎でトイレ休憩を取りました。この花脊学舎は昭和37年に本校が取得したもので,土間や囲炉裏の残っている古民家です。
参加者は休憩の合間に,古い民家の造りを見学していました。
花脊学舎を出発し,そこから道端の植物を観察しながら,ゆっくりと山道を登り,寺山峠で小休止を取りました。
そこから一つ谷を越えた山道では,先の台風の影響が今も残り,多くの杉が倒れたままで,それを乗り越えながらの道もありました。
目的地の雲取山の手前の広場で昼食を取り,最後の登りの後,無事雲取山の頂上に到着しました。
帰りは来た道と同じルートを通りましたが,花脊学舎の手前のスキー場跡で少しワラビ採りをした後,再びマイクロバスで帰途につきました。
今回の観察会は,雨の予報の下での実施でしたが,幸い最後まで雨に遭うこともなく,ゆっくりと自然観察を楽しむことができました。