創立150周年記念教育講演会に尾木直樹先生ご登壇
5月9日(土)、平安保護者会総会終了後に教育講演会が開催されました。今年は、「尾木ママ」の愛称で親しまれている教育評論家の尾木直樹先生にご登壇いただきました。テレビで拝見する印象そのままに、明るくユーモアあふれるパワフルなお話で、会場は終始笑顔に包まれました。
講演では、思春期の子どもとの関わり方について、ご自身のご経験を交えながらお話しいただきました。子どもがさまざまなことを口にしても深追いしすぎないことの大切さや、親子のパートナーシップについて学ぶことができました。特に印象的だったのは、「叱ることは説明すること」「ほめることは認めること」というお言葉で、子どもとの向き合い方を見直す大切な視点だと感じました。
また、エンパワーメントの重要性についても触れていただきました。尾木先生の考えるエンパワーメント(Empowerment)とは、子どもの心に寄り添い、自己肯定感を高めながら「生きる力」を引き出していく教育・子育ての在り方です。叱る前に「どうしたの?」と共感し、前向きな声かけによって心を満たすこと、そして「大変だったね」と寄り添うことで子どもの心のエネルギーを回復させることが大切であると教えていただきました。
自主性も主体性もどちらも大事です。自主性は主体性を身につけるための入り口としてなくてはならないものであると考えるからです。与えられた課題を一生懸命考えていくと、なぜ、どうしてといった問いが生まれたとき自主性は主体性へと進化していきます。大事なことは、自分で問い続け、考えて行動することが、答えがない課題だらけの世の中をタフに生きていくための手法であるということです。
今回の講演を通して、大人が子どもを一方的に導くのではなく、子どもと大人が対等な立場で共に歩むパートナーシップの重要性をあらためて実感しました。長年にわたる教員生活に裏打ちされたお話は大変説得力があり、多くの貴重な示唆をいただきました。
この場をお借りして、ご多忙の中ご講演いただきました尾木先生に、心より御礼申し上げます。

2026年05月11日